2024年長良川及び木曽三川のサツキマスシーズンを終了ここに宣言します。

今年はサツキマス釣りを始めて17年目、過去一苦労したシーズンとなった。

 

4/28日からシーズンスタート、5/25になんとか1本

 

全長35.5cm

すっかりツマグロも消えかけて段々川に馴染んできた個体。

5mほどの近距離、ブレイク抜けシャーローのスローでバイト。

掛けた後、首振りだけで光らないのでニゴイかと思った・・・。

バイトも抑え込む感じだったので俊敏に方向転換するまではマスだと思ってませんでした。

 

ルアーはクラブナガラマス、シン兄さんのBGミノー。

 

なかなか興味深い事にこの魚、どなたかのリリースの採捕個体と思われる。

 

上の写真でもラインに巻かれた古い傷がある。

痛々しいのでUPするか少し悩んだが反対側はこんな感じ

鰓蓋、側面に2か所古傷。特にしっぽ側の傷は2カ所穴が開いており、トレブルフックによる傷と思われる。

 

尾鰭もよく見ると妙なすり減り、何かしらの理由で痛めたのか?

この状態でも再度ルアーにアタックしてくるのだから貪欲でなんとも逞しい魚。

鰭に遡上調査のサンプルを採取された形跡はなかったので一応サンプリング。

 

何時、何処で釣られた個体なのか気になり、SNSを徘徊してみたものの同一と思われる個体は見つけられなかった。
もし、心当たりがある方は是非連絡頂きたいです。

 

 

話は戻って反省会。

出漁日数 16日

釣行時間 65.5時間

キャッチ 1匹

バラシ  4回

バイト  6回

見える化された記録って大事なんだと思わされて始めたものの、可視化されるとなかなか辛い結果である・・・。

 

釣り仲間等の情報を元に今シーズンの動向を振り返る。

4月中旬に単発的な釣果報告があり、4/29から5/2までに纏まった第一陣。

その後、GW後半4連休は沈黙。

開けの9日から徐々に釣果が聞かれ、11日土曜日に怒涛の大フィーバー。

余波が15日くらいまで続いたものの、そのままシーズン終盤まで残りマスが単発的に釣れて終了した。

 

特に15日以降にフレッシュランらしき魚を1匹も確認できず。

その後はすっかり忘れた頃、例のニジマス達が大挙して帰ってきて随分下流まで流されていたというのが判明したのみ。サツキマスはいずこ。

 

26日にあったチェイスの魚はツマグロが残っていたのでもしかしたらフレッシュな個体だったかもしれないものの、釣果情報として聞こえない以上、かなり少数だったとみるべきか。

 

 

 

遡上調査の為、本格的に僕が長良川に戻ってきて3年目のシーズン、俗にいう昔釣れていた後半遡上のグループが消滅しつつある様相である。

イバラマスなんて呼ばれたものも含まれるのだが、後半の遡上群が顕著に減少している経緯は何なのだろう。

 

キッカケがあり、過去の記録の存在を知る機会があった。

あまり表に出ないだけで、サツキマスの状況をよく使用と尽力した人達がどの時代にも居たんだなと嬉しくなった。

 

同時に消費しきってしまうギリギリの立場に自分達が居る現実も知る。

自分達は何が残せるのか、今が正念場だと感じる。

 

我々、下流の民の出番は終わり。
後は任せました。


雨が降ればチャンスを求め僕もお邪魔するかもしれません。
梅雨の上流編、第二シーズン、よろしくお願いします!

 

2024年サツキマスの遡上調査 | あんさんの野遊びダイアリー フィッシングメモ (ameblo.jp)