鮎釣りは消耗品も多く、それが見えにくいコストとしてお財布をジワジワと浸食されます。
最も交換頻度の高い部品が掛け針になり、昔から釣り人自身が掛け針を巻くというのが定例となっています。

本記事は楽天旧ブログの記事の再編記事です。

仕掛け作りは動画を観ながらもできますので手が空いてるときにコツコツ節約しましょう。


今回はハリスの自作についての記事です。
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久々に見たらフロロは1000円超えてますね・・・。

切りよく1100円 80本とすると。
1本あたり13.8円です。

これが自作によりどこまで節約できるのでしょう?

 


良く使うシーガー150M

ざっくり1,100円とします。

 

一本ずつ作るのも手ですが時間が掛かり過ぎてしまう為、何かしら治具を作るのが効率が良いでしょう。


自分で作った治具では1本17cmで作成できる為、150mから約880本のハリスが作成できます。


材料費としては1本あたり1.3円

完成ハリスは13.8円

1本あたり12.5円の節約になります。

ちなみに安価な素材を使えばもっと単価を抑えられますが、フロロが強度的に安定する点と、フロロでも安価すぎるとクセがひどく管理が面倒なので程々な質が良いように思います。


右端が安価なフロロ。ボックスの中が少しごちゃごちゃします。

使う治具はこんな感じ。

バッキング用の長尺ナイロンを巻いているボビンを加工しました。

ノコギリとドリル、棒やすりの3点セットにて作成。

円筒を切断後、スリットを三カ所。
ハサミ入れ用1カ所、結び穴用が2か所。

 

ルアー用だと一周が長すぎて捨てる事になるラインが多すぎたので小径スプールになりました。

 

以前は手軽に段ボール板でやっていた時期もあります。

 

 

では糸を巻き始めます。
適当な量を鍔が残っている方に寄せて巻きます。
巻くときのテンションは緩めが良いです。
少し手間ですが所々伸ばして癖を取りながら巻くとクセが取れて真っすぐなハリスが出来き、後が楽になります。



PEラインを駒結びからの締め込み。


2か所止め。


ハサミを入れます。



巻き癖が付いていますが、先述した伸ばしの行程を入れるとここまでカールしません。


先端がバラつくので整えます。


これにて完成です。


ここからはオリジナル
ライターで炙って玉を作ります。

これは自分のやり方ですが、針を巻く際に抜け防止の結び目と同じ役割です。

自分はマーカーが欲しいので付けます。

玉が針の末に来るので先端から9cmのところにマーカーを引くと指4本あたりです。
現場用マーカーが滲まずいい具合。

 

 


筒に入れて保管します。

上質なフロロだと一晩経つと真っ直ぐになります。
レギュラー以下は完全な真っ直ぐにはなかなかなりませんが多少は落ち着きます。

完成品はこんな感じ。