日曜は勝手にショートショート
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2019-01-15 20:25:54

以外と面白い

テーマ:ショートショート

ずっとブログを行進してなくて、久しぶりに開いてみた。

自作のショートショートを載せるブログだったが、

これが以外と面白い。

他の人が読んだらどう思うかはわからないが、

基本自分が面白いと思うものを書いていたので

読んだ自分は面白かった。

ついあれもこれも読んでいくうちに

久しぶりにショートショートを描いてみたくなった。

でも1年ほど描いてないから、何を描いていいかわからない。

まず

 ずっとブログを行進してなくて、久しぶりに開いてみた。

と描いてみた。

そのまま描き続けたら、普通の日記になった。

ある小説家は小説は毎日描かないといけない、と言っていたが、

まさにその通り、これだけ感覚があくと、小説は描けないものだ。

ここまで描いてきて、これはショートショートだから落ちをつけないといけないと気付いた。

ショートショートには必ずしも落ちが必要ではないけれど、

星新一さんのショートショートで育った我々はやはり落ちが欲しい。

 

ここまで来て見直すと字の間違いがひどすぎる。

ベッドの上で体がマヒして動けない私は、音声入力ではうまく描けないものだと思った。

 

尾張

2018-08-16 06:19:14

【19】新幹線効果

テーマ:ショートショート「古ぼけた原稿用紙」

「新幹線が開通してからもう一か月か」とブラックコーヒーをすすりながら珈琲店のマスターに話しかけた。

「そうですね。でも毎日の仕事に一生懸命なので、この一か月はあっという間でした」

マスターは駅の近くに新しく珈琲店を開業した。店先には珈琲豆の焙煎機が置かれ、道行く人の目を引いている。しかも珈琲を焙煎する芳醇な香りが通りに流れ、道行く人は皆うっとりした顔をしている。

新幹線の開業にあわせたわけではないそうだが、新幹線開業に向けて自治体からの起業に対する補助金があったのが大きかったそうだ。

この珈琲店はカウンターに七席、五つのテーブル席に、部屋の奥にはソファーが置かれている。

「やはりこの店の珈琲を飲むために新幹線に乗ってくる人っていますか」

「いや、さすがにそんなお客様は」とマスターは笑った。

「でも観光ついでにここに来て下さるお客様はけっこういますね。やはり「キツネカフェ」というコンセプトがよかったんだと思います」

そう、ここは普通の珈琲店ではなかった。キタキツネと触れ合うことができる珈琲店なのだ。

「ここで新幹線が開業して、ほんとうによかったね」

壁には「祝・北海道新幹線開業」と書かれたポスターが貼られていた。ほく

                                            

                                              (終)

 

 

※一年以上ぶりの更新(笑)

生きてますよ~。

でもこれ書いたのは一年以上前ですわ。

金沢の謎屋珈琲店っぽい珈琲店を描いて北陸新幹線と思わせて、

実は北海道新幹線だったというオチですが、今にしてみればオチてない(笑)

 

このショートショートもどきシリーズは、実際に古ぼけた原稿用紙を見つけたので

毎日実際にあったり、聞いたりしたことを元に2017年4月に1作ずつ書きました。

27まで書いて一応完結しているので、また載せたいと思います。

2017-07-09 08:13:37

【18】夜道の足音

テーマ:ショートショート「古ぼけた原稿用紙」

カツカツカツ。

暗い夜道、ひとけのない道を私は一人で歩いていた。

部活が終わってから友達と話していて、つい遅くなってしまった。

家への帰り道を急ぐ途中、後ろから近づいてくる靴の音に気づいたのだ。

カツカツカツ。

私はふと足を止めてみた。すると足音も止まる。

歩きはじめると、足音も再開される。

つけられている!

私はとても後ろを振り向く勇気はなかった。歩きながらどこか開いている店や知り合いの家がないかきょろきょろと見まわしたが、もともと住宅街のため、店はなく、また、残念なことに知り合いの家もみつからなかった。

叫んで助けを求める?

でも、私は声を出すことが出来ない病気だ。叫べない。

小学生の頃は緊急用のブザーを持っていたが、中学生になった今は持っていない。ケータイで大きな音を出したらどうだろうか。私は歩きながらカバンからケータイを取り出した。

その時いきなり、ケータイが光り始めた。誰からだろうと画面を見ると父だった。

「驚いた? カナエ、後ろにいるの、オレだよ。オレ」

後ろを振り返ると、そこにはケータイで青白く光った父の笑い顔が。

「サイテー」

思いっきり、怒鳴りつけたかった、が、私は声が出ない。

                                          終

2017-07-02 09:04:30

【17】でんわ

テーマ:ショートショート「古ぼけた原稿用紙」

「久しぶりだな、ワシだ」

「え、父さん? 一体どうしたの」

「お前、ずーっとうちに帰って来ないから。

最後に来たのは、えーっと」

「十年も前かな。盆も正月もない生活してて、なかなか戻れなくてごめんよ」

「電話しようかどうか、迷っていたんだが、さすがにこれは電話しなきゃと思って。

ショックかもしれないが。

かあさんが、死んだ」

「えっ……」

「車にはねられて。あっという間だった。痛みさえ感じなかったろう。

顔はきれいなままだった」

「…か、かあさんが」

「出て行ったきりのお前のこと、いつも心配していたぞ。電話とか、なにだ。連絡は」

「手紙、よくもらった。返事出すひま、なかったけど」

「そうそう、手紙よく書いてたな。

ワシには見せなかったけど、お前の写真見ながら書いてた。

お前、帰って来れないか」

「…だめなんだ。どうしてもいま仕事、たてこんでて。

たとえ実の母親が死んでも休みは取れそうにない。

…なんて親不幸なんだろ」

「…しかたないな。ただ、かあさんに盛大な葬式をしてやりたいんだ。

金、送ってくれないか。百万ほど。あるか」

「うん、なんとかなると思うよ」

「かあさんのためだ。振込先、言うから、頼む。」

「…わかった」

そしてワシは銀行口座を告げ、電話を切るとリストの次の若者に電話した。

「久しぶりだな、ワシだ」                

                                          終

2017-06-25 08:26:13

【16】アプリ

テーマ:ショートショート「古ぼけた原稿用紙」

 文字を入力すると音声で読み上げてくれるアプリがあると聞いた。

 私のように声を出すことができない人にとって、とても便利だと思う。

 タブレットでアプリを検索すると、音声読み上げのアプリがたくさんみつかった。

 その中で私は最新の「脳内コメント」というアプリをダウンロードしてみた。

 これは声を出さなくても思ったことを脳波で読み取って音声で出してくれるという優れもののアプリだ。アプリをスタートしてみると、アニメの美少女風の案内役が出てきて、「脳波を同調します。頭の中でアイウエオと5回言って下さい」

 私は頭の中で「アイウエオ」と唱えていると、やがてタブレットから「アイウエオ、アイウエオ」と声が出た。オプションにより声の性別、年齢、高低、大きさ等が選べた。

 私は女子、18才、高めのレベル、普通の大きさを選んだ。

 「本当に思ったことが声に出るのかな。あ、声、出てる。すごいな、これは。誰が考えたんだろう。これさえあれば普通の人と同じように会話できる。キーボードで打ち込まなくても、思うだけで話せるし」

 「だけど思ったことをすべてこんな風に声に出してしまうと困ったことになるな。秘密がなくなる。人の悪口を思ってもすぐに声に出る。好きな人に会ったら好きな思いが声に出る」

 私はアプリを削除した。  (終)

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