ようやく疲れが抜け始めた。
まだ胃が不調・・・・・
さて日記を書かねば!
日曜日
3時に起きて、パックご飯×2と目玉焼き×2、バナナ、ヨーグルト、切り餅×2
トイレで軽量化し4:15宿を出た。
日が出るまでは結構寒い。
4:30のシャトルバスでパームコーブへ
暗い中、昨日確認したバイクのところで空気入れる。空気圧は冒険せずに前後5㌔
チェーンオイル差して補給食フレームに張ってボトルはめて準備オッケー
ゼッケンはキリのいい1000番
このゼッケンのおかげで、レース中何人にも話しかけられることに♪
ここで会ったマイマイこと太田選手は空気圧3.8で走ると!
着てきたものやポンプ預けたらもうすることない。
明るくなってきて美しいビーチが現れた
予報通り、波もうねりもないプール状態♪
スイム苦手なオッサンには最高のコンディションだ。
補給食食って水分補給してスタートを待つ。トイレ3回行った。
イナッチとYさんは試泳してるけど、ゴーグル濡らしたくないのでパス。
そしていよいよスタート!
大まかなスイムタイム申告順に5人ずつスタートしていくローリングスタート。
ボクは7:59スタート
長いレースが始まった。
スイムのタイムは10分遅かろうが速かろうが大して変わらないので、ジョグっぽいペースで。
遥かかなたのブイに向かって、できるだけ集団の中にいるように泳ぐ。
透明度ゼロなんでうまくドラフティングできんわ~
たまに腕や足が当たるけど、バトルというほどの混雑は終始なかった。
500㍍ごとにブルっとガーミンが教えてくれるのを楽しみに淡々と。
折り返して北上するとこは右呼吸だと朝日がまぶしくて何度か方向修正する場面あった。
最後のブイを曲がって残り300m
ここから周りのテンションが上がって、つられてバシャバシャ泳いだ。
スイム3.8㌔ 1:20:23 エイジ44位/70 総合588位/882
自分のタイムは予想通りで良くも悪くないけど、なんとエイジでも総合でも真ん中以下(涙)
スイム苦手って言っても、国内レースでは上位30%ぐらいなんだけど・・・・・・・
さすがアイアンマンはレベル高い!
スイムアップし、T1のトランジバッグのとこまで来てもメガネテーブルがない。
チョット引き返しロス。
更衣室テントでウエット脱いで靴下履いてバイクシューズ履いて補給。
スイムグッズをトランジバッグに入れて箱に放り込む。
バイクのところではヘルメットかぶるだけ。
バイク押して走っていたら、更衣室に入る直前のイナッチとすれ違う。
この時点では5分ぐらいの差か。
さて一番長いバイクパート。
バーチャルでは3回走っているが・・・・・・・・
そのコースは笑ってしまうぐらいFulgaz(バーチャルのアプリ)と同じだ。
坂は現実のほうがキツイし風もあるので、ローラーの時よりスピード出んわ。
事前情報では、舗装は結構いいという話だったが、まあまあ荒れているし目が粗い。
空気圧もっと下げても良かったな。次があるなら4.5ですね(クリンチャーで28C)
西洋人は平地速いけど坂は遅い傾向だ。
出だし調子よく、抜くばかり。
時々ものすごいスピード差でTTに抜かれるけど。
バーチャルでは、余裕でアベ33㌔/h維持できたのに現実は厳しい。
折り返してからは風も悪く、30㌔もきわどくなってきた。
イナッチとすれ違った。
15分差ぐらいか
あ、ポートダグラス手前の川を渡るとき、しばらく一緒にコミュニケーション取りながら走っていたオージーが、あの川にはクロコダイルがいるから見ろと。
いました! 川の砂浜に遠目にもはっきりと2匹のワニが!
このオッサンとはその後も何度も順位を入れ替え走った。
そしてその日の夜のうちにストラバにフォローが来た(笑)
バイクコースはパームコーブから北に75㌔を2周し、30㌔南下する。
その一周目を終えた時点では、まだ平均速度30㌔/hを維持できていた。
しかし暑さのせいか?疲労か?元気なくなってきて、なんか意識が朦朧としてきた。
日向の気温はかなり高く感じる。
補給はキッチリ30分ごとにジェル→エネ餅 食ってるし、ボトルの電解質、アミノ酸、モルテンもキチンと飲んでる。
エイドごとに水もらってかけたり飲んだり。
なんでハンガーノックとか脱水ではないと思う。
しかしDHポジションだと眠くなってフラフラしだした。
ブラケット持って粘るも続々後続から追い越されていく
軽いギヤ回したり、バイザー外してみたりしてもアカン。
で、一度止まってトイレに行ってみた。
ガスしか出なかったけど・・・・・・
少し回復。
コースのロケーションは素晴らしい。
美しい海岸線のアップダウンで坂はマアマアある。
山火事の痕跡や、事故った車が山に放置してあったり。
ワニが道路でぺしゃんこになってるのもあった。
一番デカい峠は往復で4回通過する。
その4回目登るあたりで、ついにパキッと覚醒した。
ここで残り40㌔ぐらい
少し速い人を目印に、ここからは抜きまくり。
パームコーブから南は、向かい風に苦しむという話だったが、そこまでなかったような?
目が覚めてからはバイクの最後までタレずに行けた。
バイク180㌔ 6:09:52 エイジ40位 総合538位
なんと自信のあるバイクもスイム並みの結果に。
まあここは6時間切る予定だったんですけど(泣)
外人パワーあるねー
降車ラインで飛び降り成功。
しかし着地の瞬間、内ももが攣りかけた。
バイク預けて、トランジバック持って更衣室へ。
ランシュー履いて、ゼッケン付けて、帽子かぶって補給。
ヘルメットをバッグに入れるのにマゴマゴしてたら、ボランティアのオッサンが入れてくれた。サンキュー!
出てすぐのエイドでジップロックに氷たっぷり入れてもらい、トイレ。
またガスしか出ない。
そして締めくくりのラン
6時間も脚回してたからか、なんか走れる。
ジョグの感じなのに最初のラップは4:40。
速すぎ!
ペース落とそうとするも3キロまでは4分台で10㌔まで5:10超えることはなかった。
ランは完全フラット。
着地の反発だけで走る省エネ走法で。
コースの30~40%ぐらいはメチャメチャアツい応援がある。
ホテル街のところなんか、外のテラスで飲んでる人たちの50センチ先走る。
チビッ子とハイタッチしたりしてテンション上がるー。
ゼッケン見て名前で応援してくれたり。
ヨメも沿道にいて、情報ではイナッチとの差は30分ぐらいらしい。
逃げ切れるか!
心拍は140前後。
きつくないけど、さすがにいつもより上がってる。
序盤はかなり暑かった。
氷のジップロックで冷やしながら。
エイドで氷を背中に入れる人見て真似した。
日が落ちればもう大丈夫
同じ感じで淡々と走っていても、きれいにペースは落ちていく。
20㌔までは5:20
30㌔までは5:30ぐらい
補給は水、コーラ、10キロごとにモルテン160
時々すれ違うイナッチは、徐々に離れていった。
ハーフあたりで突然腹が痛くなりトイレ→ガスしか出ない。2分ロス
30㌔手前でいきなり吐き気→街灯にもたれかかり、ゲー 1分ロス
透明な液体しか出ない。
30㌔過ぎたら、着地ごとに内ももにマアマアの痛み出てきた。
サブ4が怪しくなってきた。
35キロ辺りは6分を超えるラップも何度か。
いつ足が止まるか冷や冷やしながら粘り倒す。
38㌔でブツブツ独り言を言いながら走る日本人に追い抜かれた。
付いてみたら意外に走れる。
ここからサブ4のペースに戻って何とか最後まで。
ついに夢に見たアイアンマンのカーペット
爆音の音楽と、ノリノリのDJに煽られ、両脇の観客の声援にこたえながら
ついにゴール!
"Shinji good on you"
" You are an IronMan" とDJが♪
ラン42.195㌔ 3:52:01 エイジ11位 総合259位
ランだけは通用した。
ポジティブに考えれば、バイクで寝てる時間に脚が温存できたのかもしれない。
トータルタイム 11:33:38 エイジ19位/70 総合374位/882
目標は11:30切りだったけど、まあ上出来ですね。
ちなみにエイジ55-59クラス1位はTKことチャリダーでおなじみの竹谷さん(元オリンピアン)
日本人は8位が白戸さん(トライアスロン関連会社社長で元日本代表)
このクラス世界選手権のスロット(参加権利)5つで、繰り上げで白戸さんまでゲットした模様。
ボクは日本人4位だった。
世界選手権まで40分足りないというところか。
まあこれ以上は無理やわ。。。。。。。
とにかくついにアイアンマンになりました♪
最後にガーミン止めるの図
メダルとタオル掛けてもらい、すぐ横の椅子に座りこんだ。
しばらく休んで奥のリカバリールームへ。
ここにはいろんな飲み物食べ物あるんだけど、コーラ飲んでしばらく伸びてた。
窯で焼いてるピザとか肉とかアイスとかフルーツとかあるけどまったくそそらない。
すると悪寒がしだし、ガタブルに。
みんなを待つ余裕はなさそう。
タオル巻いて自分の荷物のウインドブレーカー着て帰ることにした。
バイクとT1T2バッグピックアップしてヨロヨロ歩いて15分ぐらいの宿へ。
シャワー浴びてビール飲んだら人心地してきた。
再びヨロヨロ会場に向かう。
途中ヨメと合流できてよかった。携帯ないと全然連絡できないわ。
ゴールしてたイナッチと後続を応援してたら、ついにYさんもゴール
すぐには出てこないだろうと飲みに行った。
ボロボロになって走っている人見ながら二杯飲んで、Yさんと合流しイナッチのバイク回収しホテルで軽くプシュっと反省会。
これまた長い一日だった。