テレビ東京のあの有名なバラエティ番組「家、ついていってイイですか」の4月18日放送分で、
元JW2世女性のかなり過酷なエピソードが扱われていました。。
元JWのみなさんの中には、既に、この番組をご覧になって、ご存知の方もいるかもしれませんが、そのあらましを説明しますと、
中野で番組スタッフが、出会った26歳のみさきさん(一人暮らし、出身地は山口、目には眼帯)
職業は、キャバ嬢やホスト専門のヘアメイクアップアーティスト
15歳で上京し、16歳で専門に通い、直ぐに東京で仕事を始める。
あるバンドのヘアメイクを担当していた時に、一回り年上の彼氏と出会い、ある出来事をきっかけに19歳で結婚、そして、3年後に離婚。
その出来事とは、、、
19歳で仕事が軌道に乗り始めた時に、調子を崩し、検査をしたら、眼球にできるタイプのガンであることが判明。
すぐに摘出手術が必要になった。
だが、彼女曰く「母と兄が変な宗教に入っていて」手術の輸血同意書にサインができない、ということになってしまう。
彼女は「宗教と自分だと、宗教のほうを取るんだ。そんなもんなんだ、私って。親なら、20まではちゃんと面倒見ろよ」と内心思いつつ、当時、かなり荒れて二人にヒドイことも言ってしまったらしい。
「ただ、輸血同意書にサインするだけなのに。それから、また変わらず宗教続ければいいのに。辞めてなんていうつもりじゃないんだから」と。
「それなのに、どうして、輸血同意書にサインすることができないの!」と。
しかし、母は、当時の「彼と結婚して、彼にサインしてもらったら」と提案。
その事情を、彼に話すと、直ぐに翌日、籍を入れてくれて、輸血同意書にサインをしてくれた、という。
ちなみに当時の彼氏もその親もかなりいい人だったそうです。
みさきさんは、今考えると、母もきっと娘には生きて欲しかったのだと思うと言う。
だが、そんなキッカケで始まった結婚生活は後々、うまくいかなくなって、離婚してしまう。
理由は、みさきさんが、日頃のささいな不満さえ、相手に言えなかったから。
(彼女もきっとJW2世であるがゆえの重荷を抱え素直に相手に自分の不満を言えなかったのだろう)
その後、変な宗教をやっている兄の話になる。
元々、馬が合わなかったという兄とは、数年あっていない。今では結婚して、子供も二人いるらしいが、それを、おばあちゃんを通して聞いた、という。
でも、彼女は、いつの日か兄と会って話したい、という。
と、こんなエピソードなのですが、エホバの証人て、つくづくオカシイ宗教なんですよね。
かくいう私も、かつては、横浜HLCで、神奈川県内の兄弟姉妹たちが、病院で強制輸血されないようにと日夜駆けずり回っていたなんてことも、、、今となっては、ひたすら懺悔するしかないですね。
なにしろ患者の兄弟姉妹たちを、命の危険にさらしていた訳なんですから。
でも、みさきさん。助かって本当に良かったですね、今は可愛い猫ちゃんと板橋区で暮らしているそうです。
東京砂漠に一種の清涼剤のようなこんなステキなエピソードが転がっていたとは。世の中捨てたものではありませんね。
番組ゲストの国分太一さんが、「この番組、こんな重い番組でしたっけ」と驚くのも無理はありません。
ですが、私たち元JW2世たちの間では、今回は、間違いなく神回です。
その神は、もちろんエホバじゃないほうですが、、、、。