先日の現役信者との交わりで参加されたS兄弟から覚醒のきっかけを聞くことができました。それを簡潔に言うと責任ある立場の兄弟たちがついた数々の嘘の積み重なりがきっかけとなったということでした。

彼からはいくつかのエピソードを聞きましたが、一つは自動車保険の販売業をしていた長老Aによる偽善です。

S兄弟は、ある日自家用車を停車中に他人の車にぶつけられてしまいました。通常ならば0対10の過失割合となり、ぶつけたほうが損害金額の全てを負担するわけなのですが、その長老Aの手にかかるとまさかの逆転現象が起きてしまったのです。なんと6対4でS兄弟のほうに過失があったということになってしまいました。

「これはおかしい、何かの間違いでは?」と思い、S兄弟が長老Aに尋ねると、Aは「兄弟!クリスチャンは争いごとを避けるべきなのですよ」と言われ、言い逃れされてしまいました。なんという偽善でしょう。

この事件はS兄弟の心にクリスチャンの仲間に対する深い疑念を植え付けるものとなり、たとえ長老といえども決して信用してはならない、という確信を強く抱かせることになりました。

また、別の例は責任あるLDC(支部設計建築部門)の長老Bがついたあからさまな嘘です。彼は日本全国には、S兄弟たちの会衆以上に、早急に建設を必要としている様々な会衆があるのです、という前置きのあとに、その一例として老朽化したある王国会館の写真を見せてくれました。そして、Bが言うには、その会衆は今まさに協会に建設の申し出をされ受理されたので将来再建されることが決まっています、ということでした。

ですが、本当はその会衆は協会に再建の要望などあげておらず、ましてや再建の予定すらないとの歴然たる事実が判明しました。

結局、この長老Bは組織を代表しながらも、あからさまな嘘を公の前で平然とついていたのです。

こうしてS兄弟は、組織を代表をし円熟しているとみなされているBのような長老たちでさえ決して信用はできないと、これまた強く確信することとなりました。

こうしたエホバの証人内の自称クリスチャンたちのついた数々の嘘の積み重なりが引き金となり、S兄弟の疑念をますます高め
彼らの偽善を確かめる行動へと駆り立てさせたのでした。

その後はJW組織に関するネットの情報その他もあり、完全にJW組織に別れを告げる決意にまで至ったのでした。こうして誠実なS兄弟は、見事完全覚醒へと至りました。先週はそのS兄弟が私と交わってくれいろいろと談笑しました。