自分の戦争が、終わった。


長かったなと思う。


自分にとっての心の中の有りの儘の自分を、

周りなんか気にすること無く、

ただ、愛するだけだったんだ。


それが、どんなにどうしようもなく大切で、

例え、僕が生きる事で、その大切な誰かを傷つけるんだとしても、

僕は、自分を大切にする。

その人を、本当に嫌いになれるなら、

どれだけ簡単なのか?


嫌いになれる訳もなく、

この選択に、中間なんか無いんだ。

二者択一の白と黒を決めないといけない、

とても険しい心の旅路だった。


後にも退けず、

前にも進めないままの宙ぶらりんの僕は、

どうしようもないほど、幼かった。

弱かった。


此の世は、自分を愛した者が、

勝利や敗北もなく、

自分らしい、自分にとっての幸福を授かるだけなんだ。


価値が、共有するグループ間の創造ならば、

僕は、自分の中の愛を持ち、与えて、授かるという事を、ただ、何事も関係なく、

そうすればいい。


嫌われてもいいし、

憎まれてもいい。


それでも、自分にとっては、

最愛の人間を、大切にする。


そして、自分にとっての僕は、

逃げも隠れもせず、

遠慮なく、配慮さえ無く、

ただ、在るが儘の僕を、自分なんだと愛する。


この二本の軸は、何時迄も交じわる事無くても、

それは、やるだけなんだ。


僕は、自分を辞める理由には、いかないんだ。

生きる為に。


堂々とではなく、

僕は、僕だよ。


自然とでさえなく、

自分のままに、僕が僕である為に、

この世界の片隅に、居てもいいんだというのは、

自分の中の愛する気持ちなんだ。


どんな自分も愛して、

愛する誰でもない、何者でもない、

僕らしい生きる道を、

今日も、生きていくだけなんだ。


ラーメン屋に行こうかな?と、

同じ様な事を、繰り返しながら。


それが、僕の勝ち方ならぬ、

自分の生き方なんだ。


ーー終わりーー