悲しみがあるなら、

いつか、報われるまでは悲しいままでいたかったのに、

いつもいつも、涙は、心の傷から出ていたのは、

嘘のように、時間が経てば、カラリと空は晴れて、

過ぎ去ってしまう。


それが自分にとっては、

良いことだと諭されても、

愚図っていたあの日の僕が、

何だったのか?と、

呆気に取られてしまう。


いつか、笑える日が来るさ♪なんて、

嘘だと心底憎んでいたのに、

どうでもよくなっていってしまう。


あの日の泣いてた僕は、もう居ない。


諸行無常が、この世の真理だと、

圧倒されてしまうのだ。


子供の頃も、少年の頃も、青年の頃も、

どんどんと失くなっていく。


から、今やらなきゃいけないことを、

やらなきゃな〜♪と、

歌の歌詞にあったけど、

今ここの自分が、スポットライトの下で、

いつもぽつねんと1人、佇むだけ。


どう思って生きればいいの?

と、問う僕も、もう居ない。


それでも、煌々と照りつける太陽の下の青空の何かも過ぎ去っていってしまう中で、無常の風に吹かれて生きていってるんだ。


ーー終わりーー