いつも、自分を演じてると、
虚と実がわからなくなってた。
お金もないし、
精神を患い、
職もない。
どん底にいる気持ちなのは、
何があってもなくても、
いつも、同じだった。
自分を取り戻す為に、
治したいから、
始めたTwitterだったのに。
訳がわからなくなってきたから、
やめてた。
ナリ心理学や心屋さんというポピュラー心理学を読み漁ったりした。
病院の先生は、
薬を渡すだけのような、
そんな感じになってる。
いつも、何か、足りないとか、
自分への劣等感が、
あった。
拗ねてる事に気づいたり、
不幸になっちゃえばいいんだろ?
という悲しみの怒りが、
消えたのは、
最近だった。
親や周りの人や、ましてや、
社会への不信感は、
募るばかりで、
そもそも、自分の事さえ、
見失ってるのに、
何を信じたらいい?
SNSでは、
愛が大切なんだ。
それは、欲望さえ、
どんな意識でさえ愛の力だ。
と、力説する自分が、
1番、愛の意味なんか、
わかってなかったと思った。
そんな訳で、
集団から、孤立して、
深い暗い場所へ続く宛のない階段を、
真実と嘘をほじくるようにして、
降りていった。
「死のうか?」
本当は、いつも、陽気な大はしゃぎする自分を作りながらも、
仮面の下では、そう思って、
自分さえ、辱めればいい、
傷つければいい、
そんな事をしてたよう。
そんな本当は、とても静かな人だった僕さえ、自分を見失ってる事さえ、気づかなけなくなってた。
そんな僕が好きなのは、
上から強く当たってくる親や、
社会の人や、
仕事だからと優しくする福祉の人達ではなく、
唯一、音楽だけは、
僕の気持ちを安らげてくれて、
寄り添ってくれた気持ちがした。
僕が生きてられるのは、
周りの人のお陰も、あるけれど、
自分を押し殺す性格になったのも、
周りのせいとも、
それさえ、自分のせいとも、
大きく見れば、誰のせいでもないとも、捉え方次第で変わるけど、
兎に角、
傷ついたり、
孤独感に押しやられたり、
とても寂しくなったり時は、
音楽があった。
不幸のどん底に辿り着いたけど、
今の僕は、
それよりももっと下に、
落ち着いたようになった。
足掻きながらも、
前を向こうと、
自己嫌悪を重ねてたけど、
仮面を取り外して、
素顔を晒そうと思った。
自分は、そのままの自分で生きてていいと、自分で決めた。
僕は、強くもなれなかったし、
何も取り立ててなかったし、
よく人に誤解され、
嫌われたりもしたし、
酷く醜い上や下やと、
そんなジャッジ=差別をしてたと気づいた。
ナリ心理学の意味が、
体験的にやっとわかってきたのは、
読みはじめてから、
今に至るまで、
ざっと、10年間かかった。
これが、
何もなくても、
自分のままで、いい。
素晴らしくていい。
この世界に、いちゃいけない人はいないってことだと、
やっと、自分をそう認められた。
そうしたら、
どん底にいる現状は、
何も変わってないけれど、
自分の惑星の地面に足が着いた。
「そうだ。僕は、こういう人間だった!」
そう思えた。
自分を思い出すのに、
30年間ぐらいは、掛かった。
とても長くて、
とてもあっという間の時間という僕の人生、命の時間だった。
それはとても損はしたけれど、
この経験を体感的に学べたのは、
死ぬ前で、本当に良かったと思えてる。
死ぬ迄、拗ねて、不幸な面をしてるよりは、
よっぽど、マシだから。
ああ、よかったと思えた。
強がらないと死ぬと思ってた俺は、
もう、いないし、
僕は、いつまでも僕だった。
それでよかった。
平気なふりをしなくてもいいし、
悪いフリも、良い人のフリもしなくていい。
とても楽になった。
自然体が、やっぱり、いい。
現状は、最悪なのは、
変わらない。
けど、少し、心身ともに休んで、
充電期間を設けてから、
僕は、僕のままで、
この自分という惑星の一人の尊厳ある人として、
周りとはまるで違う人として、
本当の意味で、孤独に、
独行独歩で、生きていこうと思う。
絶望と希望の珠玉混合の荒ぶる社会の中で、
自分の心の中では、
静かな場所にいる。
それをしたいと思うのが、
僕の小さな夢と言っていい目標の1つにあたる。
自分で生計を立てて、
社会人として、
一人の人間という動物として、
生きていこう。
社会的な成功も、
家庭や、
お金持ちや、
全てが思い通りになるなら、
それに越したことはないけれど、
何よりも大切なのは、
僕には、
心の中の安穏とした場所を確保することだ。
何を諦めてもいいけれど、
生きる道を諦めるわけにはいかない。
幸せは、いつも気づくことにあるのなら、
いつでも、どこにいても、
幸せには気づける。
それはどん底にいても、
そうなのだから、
これ以上になっても、
これ以下になっても、
変わらない。
僕の好きな禅語を、
あげて終わりにしたいと思う。
読む人がいたなら、
ありがとう。
・八風吹けども動ぜず
・本来無一物
・主人公
・行雲流水
・日々是好日
・明珠在掌
ーおわりー
心から、読んでくれて、とてもありがとう。