今までの我慢や、
恨みや、悲しみや怒りとありとあらゆる傷たちが、

気が抜けていくそのままに、
流出するよう。

ただ、自室の小さな冷蔵庫と、
外の強い風の音を聞く。

自分とは、自分だと、
突きつけられる訳もなく、
まさに自分。

時は流れて、
今も尚、流れる。

自分の温度と眠気を
感じる。

今日は、地元のちょっと遠くのホームセンターに行った。

アジアンタムや、
アガベホリダ、
定番の観葉植物たちや、
シダ植物らしきものや、
苔や、サボテン、多肉を、
見てきた。

同じ植物なのに、
造形や葉の質感、大きさ、
色の濃淡が、
それぞれ違うな。
と。

腹減ったから、
吉野家へ行った。

その後、
できるできない、
駄目素晴らしい、
価値価値価値……。

嫌気が差した。

どうでもいい。
払拭したくて、
弾き語りをしてた。

夕飯は、食べてない。
心配そうに母が、
何度も、声を掛けてきた。

部屋に戻り、
ベンジャミンだけが、
硬くて異質な葉を持つ気がした。

とても美しかった。

蓄えるのではなく、
放ちたい。

本当は、手を貸したかった時もあった。

そこまで、心がない訳じゃない。

でも、
復讐のために、我慢した。

でも、呆気もなく、
此れ迄、根気強く、根に持ち続けた事を、損だと知ってても、
やり続けた事を諦めたら、
残るのは、今の己のみだった。

仮の形で、
愛を模造して、
皆が取り繕って生きてるような気がする。

本当に、そこまでは、思ってなくても。

半分は本当で、
半分は嘘なんだろう。

物事を言い表す時は、
決まって、そうだから。

この世界と、
自分と、
内側の自分の世界に、
調和を計る事をしよう。

生きねば!ではなく、
生きる。

スティルライフが、
好きだ。

あの世界観が、
文学と科学や理系の世界が、
好きだった。

静謐な調和のある世界のよう。
僕の内側の静まり返った、
感覚を浸る時と同じのようで、
安堵できるような気がしてたから。

この世界は、
僕とは、いつも平行線のまま、
交わることなく、
これからも続く。

その為には、
僕は、休まないといけないと思う。

先ずは、何も考えなくていい自分の惑星に、
そんな空白のスペースを、
生む必要があるから。

その後に、
調和を生み出す計画と、
実生活の全てを、
実行すればいい。

本当の事を、言えば、
明るいだけの人も、
暗いだけの人も、
どちらも苦手だ。

だから、
僕は、きっと、
そんな人たちが、大部分を占める、
この奇跡の青い星と評される
素晴らしき生活を送らないといけない。

シニカルな気持ちで書いた。

それでも、美しき人間の日々と、
それを願う人々との間に、
僕は異論も意見も、
もう何も持つ必要がないのだ。

もう、不幸になる復讐は、
終わりを自分で、
決めたから。

親愛なる人だけが、
僕の心を、いつも、傷つける資格があり、必ず、そうなってきた。

それは、
きっと、どうせ、離れても、
あの子はどうしたかな?
等と、
少なくても、僕を嫌いでも、
僕を憎む事で、
何時迄も、自分で自分を縛らないでと、願う元妻を想うように、

どうせ、愛してしまう。

どんなに平静さを装っても、
僕は、素晴らしい愛する気持ちを、
忘れることできないし、
その度に、その人に僕を傷つける資格を、渡すのだろう。

傷つけたくはなくて、
ただ、もっと、わかり合いたいという欲求は、
答えは、ただ、傍にいるだけでいい。
と、決まってても、
この過ぎ去って行く時の流れのように、
何処で誰と出逢っても、
いつかは、流れていくように、
その欲求も、放たれてしまう。

エゴと表されてしまうだろう、
そんな愛し方しか、
まだ、私は知らない。

それでも、愛を手放す事は、しなくていいんだろう。

だから、
愛を受け取りに、
母の夕飯を、
戴こう。

それを消化して、
力と優しさに変えてしまって、
誰かに与えるのだ。

僕は、何もかも不幸に繋げる事が、
上手くできたのなら、
逆も、できると信じれる。

この世界の傷ついた人達は、
素直に変換してるだけなんだと思う。

マイナスと0とプラスを、
変換する装置が、
僕の生きる意義だ。
そう、
これからは、
食って寝る。

普通の生き方を、
この地球の変換装置になって、
誰かから、何かしらを戴いては、
また、変換して、
異質なベンジャミンの硬さのような愛で、
誰かに、また、手渡せばいい。

僕は、そう生きていきたい。

ただ、そう今は願える。

唯一人の人間として。
それをやるのだ。

終わり