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時代の寵児、オカダカズチカの2014年は、内藤との熾烈な闘いの末、勝利から始まった。

 しかし、王者の運命。傷が癒えぬまま、荒武者後藤洋央紀とのタイトルマッチを組まれる。

 
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巨大な剣を手に取り、古の巨獣を従えながら、ド派手なパフォーマンスで入場する。圧倒的なスター性、それをさらに引き立てる演出。まさに新日本プロレスは金の雨に濡れていた。

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試合は、危なげなく勝利。

 再び覇道を歩む。。。はずだった。

4月6日の両国戦。試合後、ファレとのタイトルマッチをオカダから望むような仕草を見せた途端。

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謎の男に襲撃を受ける。

フードを脱ぐと......

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アメリカンプロレス史上最高のスター選手であるAJスタイルズがオカダの首とIWGPを狙うために、海を渡って新日本に上陸してきたのだった。

AJは、バレットクラブ入りを宣言。オカダをスタイルズクラッシュでKOすることで堂々と挑戦表明をしたのだ。

奇襲からの予告という、屈辱を受けたレインメーカーは、福岡で、AJを迎え撃つ。

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堂々と、天にレインメーカーポーズを決める。若手時代、TNAのトップオブトップ、当時肌を触れ合うことすらできなかったスーパースターを前に、レインメーカーとしての実績が、不安や緊張を消しているようだ。

 
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AJは、多数のメンバーをセコンドに、余裕の笑みすら浮かべていた。

緊張感のあるまま、ゴングが鳴らされた。

序盤は、AJの卓越したグラウンドテクニックと打撃技に苦しめられる。

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アントニオ猪木の使っていた鎌固めをこれほどまでに美しくかけたレスラーはいないだろう。

飛び技と打撃を組み合わせたかのような変幻自在の攻撃に、過去最高の苦戦を強いられる。

しかし、レインメーカーは、センスとパワーで試合を有利に持ち込む。

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試合を決定づけるツームストンパイルドライバーを見舞い、次で終わると会場の誰もが思ったその時、

セコンドが、オカダを急襲。

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それを、打撃で押し返すオカダ。しかし......

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フードを被った謎の男が、背後を強襲した。

なんとその男は......

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仲間のはずのchaosの高橋裕二郎だったのだ。なんとchaosを裏切りバレットクラブ入りを果たしていた。

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そして、最悪の結末------

レインメーカーがフェノメナールに負けたという受け入れ難い事実。会場は、混乱していた。

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そして、これがオカダが経験する最大の世代闘争への序章だったということは、まだ誰も知らない......



続く。