銀座にある「佳肴 みを木」の『日本酒と食の体験セミナー』第2回が行われた。
今回のテーマは、
 温度で変わる日本酒の味わい ~燗をより楽しむために~
である。

よい酒は冷やで飲むものだという俗説は、いまや信仰に近いモノがあるようで、大吟醸をお燗して飲むなどというと、「もったいない」という反応が返ってきたりする。ときには、「酒の飲み方を知らないのか」とでも言いたげな顔が目の前に現れたりする。
ほんとうにそうなのか? 大吟醸をお燗して飲んだ経験の上に立ってそういう顔をしているのか?
というわけで、“実際に、日本酒をいろいろな温度で飲み比べてみましょう”というのが、今回のセミナーのコンセプトである。

試してみたお酒は、

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・神亀   純米辛口
・天遊琳  特別純米瓶囲い
・大七   純米生酛酒本限定醸造酒
・三井の寿 山廃五年熟成「円熟」

これらを、


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熱燗(55℃)で、


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ぬる燗(42℃)で、

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常温(20℃)で、

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冷や(15℃)で、

それぞれ飲み比べてみるわけだ。

セミナーなので、女将からテキストが渡される。

・温度が変わることで、どの味が変化していくか? …甘味、酸味、渋味など
・日本酒に合いそうな、わかりやすい料理を今回は選んでみました。
 どのお酒に、どの温度帯が一番合うか??
 又、4銘柄共通で、料理に合いやすかった温度というのはあるか? など
 料理と温度の相性を意識しながら、味を確かめてみて下さい。

このような目標のもとに、都合16種類を飲み比べるのだが、そうするとテーブルの上は、

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という状態になる。これに合わせるように、料理が次々に出されるのではじめのうちは、たんねんにメモをしていた参加者も、だんだんわけが分からなくなって(笑)

どのお酒の何度がどうというのは、私はメモをとらないので書けないが—それじゃぁ、セミナーじゃなくて、ただ飲みに行っただけじゃないか—はい、ただ飲みに行っただけです(笑)

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熟成酒は、日本酒もこんなふうに色がついてきます。お燗をつけると、口当たりが格段にまるくなります。

ここまでの料理
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先付 … 白魚、大根おろし

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お造り … まぐろ、たこ

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煮物 … さわらと野菜のハリハリ鍋風

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肉料理 … 豚の角煮

つづいて、第2部は “燗冷まし”を愉しむ

再び、女将のテキストから

熱燗から下がった温度の状態を、「燗冷まし」と言います。
同じ温度でも、普通に燗をしてその温度まで上げた場合と、
もっと熱い温度まで一度上げて、冷ましてから落ち着いたその温度では、
不思議と味が違います。
また、ゆっくり冷ましたものと、氷などで急激に冷やしたもの=急冷を
かけたものも、比べると味が違います。
通常のお燗の味わいに加え、こういった要素も味わいの変化の愉しみの
ひとつとなります。

というわけで、つぎのお酒で2通りの燗冷ましを飲み比べる。
・神亀   純米辛口
・三井の寿 山廃五年熟成「円熟」
・丹沢山  「麗峰」阿波山田錦純米
・日置桜  鍛造生酛強力

これに合わせる料理は、

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酒肴盛 … クリームチーズ、卵焼、にしん有馬煮、ホタルイカ酢味噌、菜の花昆布〆

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汁物 … 三平汁風鮭と野菜の汁物

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食事 … 鶏の炊きこみごはんのおにぎり

これだけでもたっぷり愉しんだうえに、第3部は参考出品ということで

水割り燗、ブレンド燗などのお燗のバリエーションをリクエストさせてもらう

・日置桜   「山笑ふ」其の参
・奥播磨 下村酒造店 白影泉+「しもむら」 ブレンド燗
・にごり酒のブレンド燗 天遊琳+神亀

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さらに、大矢孝酒造の「昇龍蓬莱」の新酒—まだ舌にチリチリくる—も飲ませてもらった。

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7時から11時半まで、通常営業の傍ら、解説を加えながらお酒—温度も管理しなければならない—とお料理を出してくれた女将の渡辺愛さん。

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次回のセミナーも楽しみである。