なので、その事実に抗わないようにすることが最善手。
逆にいちばんイケナイのは「意志の力」でなんとかしようとする傾向。
脳にハードワイヤードされた性質を、新皮質のパワーだけで解消することは極めてむつかしい。
だから、そう。
パニックになる前。脳が乗っ取られる前の段取り・準備・支度こそが本質的なポイントなんです。
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あれもこれもやらなくちゃいけない。
そういう焦りを感じやすいのも内向型ですけれど、これは簡単に解消できる。
書き出せばいい。
なんだかんだあるけれど、結局はワードか物理的なペーパーがいいんじゃないかな。
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いったんデジタルから身を放すこと。
フリーデジタル
紙に肉筆で書くと、まぁいいよね。
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その瞬間に集中できる。
われわれ内向型は集中状態を好みますよね。
独りの世界に入り込んでいる瞬間
もちろん、まさにその瞬間は自分でも自覚していなくて
ふと我に返ったときに「いまイイ瞬間を過ごしていたな」とわかる場面がある。
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そういうときって、なにかしらのタスクもはかどっていたりするので、尚更充実感につながりやすいですが。
要するに、脳の中にいろいろと抱え込むことを避けるように段取っておくことです。
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それからタイマーを使うこと。
決めた時間には「それ」以外のことは全部やらない
NOを言う
NOって他人に言うよりなにより、その前に「自分」に言うべきものなんですよ。内向型の場合はね。
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タイマーを使えるメリット、実はこちらが本質的かもしれないけれど。
強制的に休息が入るのもまた、良い点です。
タイマーが鳴ったら、途中でも区切ること。
人間の脳は「中途半端」に耐えられない
なので作業途中だと、仕上げたくなるんですよね。
休憩から戻るっていうのも、また億劫になりがちな動作なんですが、この「ちゅうとはんぱ」を敢えて残していることによって、ビートを刻みやすくなります。
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どれもこれも「やる気でない~」と悩む以前の段取りで解消するアプローチ
「やる気」問題っていうのもありますけど。
これもほぼ段取りでなんとか解消するものですね。
ルーティンに組み込むとかも言いますが、もっともっっっとシンプルにしていかないと。
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脳内では、とにかくこの合理的思考をつかさどる部分っていうのは事前に計画をするときにしか働かないんです。
本当に必要な瞬間、一瞬の判断
みたいなときには、せいぜいブレーキをかけるくらいのもので
スポーツを考えるとわかりやすいです。
合理的な身体の使い方っていうのはあるけれど、じゃぁそれをフィールドで発揮するためには、半自動で身体が動けるようにすること。
それがトレーニングってことですよね。
スポーツの場合はルール上、使える用具が限られますし、ヒューマンパワーをアップさせるようなガジェットは禁止されちゃいますけれど、内向型の日常生活では別に禁止されるようなものもない。
なので、いくらでも道具を取り入れたらいいです。
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内向型は人間としてポンコツだなんていう言われ方もありますが
まぁ視力が低ければメガネやコンタクトレンズを装着するだけのことで、内向型にとってのガジェットは紙とタイマーだってことです。