「ねじまき鳥」というハンドルネームは村上春樹さんの小説「ねじまき鳥クロニクル」から使わせて頂いている。

ちょっとモロ村上春樹ファンみたいなので、最初使う時少しためらったが、ファンなんだから仕方がない。


そんな大好きな春樹さんの本の中で最近最も繰り返し読んでいる本は、なんといっても「村上さんのところ〜電子書籍コンプリート版」である。


この本一般書籍でも販売されていて面白いのだけれど、電子書籍版はこれの数倍のページ数で、一般書籍だと、なんと電話帳(最近見ていないなぁ)ぐらいの厚みになるとの事。


電子書籍なので、ページ数、厚みを気にしないで本を作成できるので、このようなすごいページ数になったとの事。


内容は春樹さん自身がインターネット上で質問メールを受け付けて、それに対して春樹さん自身が1通ずつ読んでメールで返事していく、と書けば簡単そうだけど、質問数が17日間でメールが37465通!も届き、それを全て読むのに3ヶ月以上かかって、その中から春樹さん自身が3716通をメールで返事していくやりとりをホームページで掲載されたものが電子書籍版に全て収録されている。


春樹さん自身もこの企画で毎日メールを読み返信していた為、約半年間は他の仕事が全く出来なかったらしく、本文中に何度も後悔している文章が出てくる。


でもそこを最後までやり切るのが春樹さんらしい。

フルマラソン、100㎞ウルトラマラソンを完走している春樹さんのランナーとしての気質がこういうところにも現れている気がする。


自分自身もゆっくりだが、全てを読み切るのに半年ぐらいかかった。


このファンとのメールのやり取りを読んでいると、「村上春樹」の核みたいなのが見えてくる。

質問に対する切り返しもユーモアたっぷりの内容から、関心させられる内容までホントに見事なのである。


自分は今でも会社での昼ゴハンを食べながら繰り返し読んでいる。

スマホで読めるので、内容的にちょっとした間に読むのがうってつけなのだ。


値段が2200円と少し高めだが、ページ数からすると全然高くない。


次回のファンとの交流はいつかな?