米沢維新33


こんにちは、中村圭介です。

10月15日~17日の日程で

私が所属する民生常任委員会の行政視察に行ってきました。

視察地は、北九州市、中津市、別府市になります。

それでは初日から順次ご報告です!

10月15日(火)北九州市(認知症施策について)

台風が迫る中、飛行機を乗り継ぎ北九州市へ到着。



【米沢維新33】 山形県米沢市在住 中村圭介のブログ


北九州市における認知症施策について説明を頂きました。

九州でも有数の大都市である北九州市ですが

以外にも高齢化率は高く平成22年度で25.1%。

少子高齢化の問題は都市部でも同様に抱えていることが解ります。

ちなみに米沢市は平成23年度で25.9%となっております。

北九州市における高齢者支援の核となるのが

直営の地域包括支援センター。

この地域包括支援センターとは、簡単にいえば

高齢者のための保健・医療・福祉の総合相談窓口になります。

北九州市内24カ所に設置され、年間約19万件の相談があるそうです。

主題の認知症施策についてですが

印象的だったのが、徘徊高齢者等SOSネットワーク。

認知症等による徘徊行動で、所在不明となった場合に

警察をはじめとする行政機関や、交通機関、地域組織が

連携協力し、早期発見・早期保護を図るシステムが構築されております。

昨年度はこのネットワークにより

921件(うち認知症等の方が210人)の保護実績があったそうです。

また、民間との連携により

GPSを利用した専用端末による

位置探索サービスも実施しているとの事。

(専用端末機レンタル費用の支援を行政が担う)

そのほかにも

認知症サポーター養成講座を通して認知症を正しく理解し

支援者、応援者を育成する

認知症サポーターキャラバン事業。

認知症の予防や早期発見、早期対応を実現するための

健康づくり事業や地域病院との連携などが充実しておりました。

しかし!

なにもこの取り組みが北九州市だけのもではありません。

我が米沢市においても、実はほとんどの事業を行っております。

残念ながら機能的に運用されているか?

といった点には疑問が残ります。


説明を受けた感触ですが


北九州市においては


高齢者、認知症施策が


だいぶ市民に浸透しているように感じました。


やはり重要なのは

行政が課題をどう捉え

どう解決していくのか?

という強い意志と住民への積極的な告知が重要だと思います。

国等の支援メニューに準じて

制度は創設したものの・・・。運用は・・・。と

いった事業が本市には数多くあるように感じます。

受益者の実情を十分に考慮したきめ細かい

対応が必要だと実感した視察でした。

ちなみに

【地域包括支援センター】ご存じでしたか?

高齢者の生活を支えていくための拠点として

米沢市が主体となり設置しております。

センターでは保健師や社会福祉士、主任ケアマネジャーなどが

中心になって介護予防ケアプラン作成、相談業務を行い

高齢者への支援を行っています。

地域の身近なところで支援できるよう4 区域にわけ

3 センターで担当しています。

様々な高齢者福祉でお困りの方。

是非このセンターをご利用ください。

以下連絡先です!

◆北部地区◆

成島園地域包括支援センター

(特別養護老人ホーム成島園内)

 米沢市広幡町成島2120-5 37-6667

◆西部地区◆

米沢市社会福祉協議会地域包括支援センター

(米沢市すこやかセンター内)

 米沢市西大通1-5-60 24-4165

◆東部・南部地区◆

米沢市地域包括支援センター

(米沢市役所高齢福祉課内)

 米沢市金池5-2-25 22-5111


二日目は大分県中津市(中津市民病院)について

あらためてご報告致します!!