米沢維新33



こんにちは、中村圭介です。



前回に引き続き



参議院選挙について思うことを述べます。




今回の選挙の争点はなんでしょう?



数多くある中で私が注目するのは



日本国憲法改正についてです。



憲法改正については多くの方々と話す機会が



ありました。反対派の方々がおっしゃるのは



憲法改正=侵略国家への変貌。



こんなイメージをもっているようです。



本当にそうなるのでしょうか・・・?






そもそも、憲法を改正するには



国会が発議し国民に提案した後



国民投票による承認が必要となります。



つまり、国会単独で決めるのではなく



国民の有権者にその是非を



問いかけることになります。



憲法改正案に対する賛成の投票数が



投票総数の2分の1を超えた場合



国民の承認があったものとなり



そこではじめて憲法改正が実現します。



また、憲法を改正するところが複数あったら



その関連する事項ごとに提案され



それぞれの改正案ごとに



一人一票投じることとなります。




この国民投票制度がある以上



世界で唯一の被爆国である日本、その国民が



侵略戦争を可能とするような改正を



許すはずがありません。



そもそも国会において



それらの類の改正案が発議される



はずがないでしょう。




実際に自民党が作成した草案をみても



第9条

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。



ここまでは現憲法と全く同じです。



違うのは次



第9条の2

我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全を確保するため、内閣総理大臣を最高指揮権者とする自衛軍を保持する。

  1. 自衛軍は、前項の規定による任務を遂行するための活動を行うにつき、法律の定めるところにより、国会の承認その他の統制に服する。
  2. 自衛軍は、第一項の規定による任務を遂行するための活動のほか、法律の定めるところにより、国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動及び緊急事態における公の秩序を維持し、又は国民の生命若しくは自由を守るための活動を行うことができる。
  3. 前二項に定めるもののほか、自衛軍の組織及び統制に関する事項は、法律で定める。



つまり、国防について明記されております。



国権の発動たる戦争と武力による威嚇又は


武力の行使は永久にこれを放棄しながらも


国民の生命や財産を守るために



自衛軍を組織しよう。言い換えれば



自衛隊の存在、役割を明確化しようという
趣旨と私は理解しております。






そして



平和の定義ってなんなのでしょう?



武力衝突が無いことが平和なのか?



一方的にラインを引き領土を奪われる。



領空、領海侵犯、拉致問題。



諸国民の公正と信義に信頼してきたはずなに



現状はそんな生ぬるい状況ではありません。



日本国民の公正と信義に信頼して



警察を解体したらどうなりますか?



暴漢に無抵抗を訴えて



危機を回避できますか?



私は国家間でも同じだと考えます。




国民には解りにくい解釈でなんとか



今の自衛隊が存在します。



現憲法に照らし合わせて今の自衛隊は

違法で不要!なんて言う方は極めて少数。



しかし明文化されていないことで



さまざまな問題が起きているのも事実。




国家の自衛権は自然権。



新しい憲法には



侵略や制裁での武力行使(戦争)放棄を



表明しながら



自衛権については明確化すべきと考えます。




つまり現在における9条改正については



自衛隊が必要か不必要か?



といった議論になるのではないでしょうか。



憲法改正について、9条にフォーカスして



考えを述べましたが



今回の改正はなにも9条だけのものでは



ありません。



国民投票制度がある以上



我々国民もイメージで



憲法改正を捉えるのではなく



本質をしっかりと理解しなければなりません。



今後、しっかりとした趣旨説明、情報提供を



国には望みます。




明日(もう今日になってしまいましたが)は投票日。



目先の政策ではなく



大局観をもって日本の将来を考えられる候補者に



私の一票を投じてきます。




みなさんも投票の前に



これからの日本の在り方について



考えてみてはどうでしょうか。