米沢維新３３
こんばんは、中村圭介です。
５月１５日（火）、全員協議会が開催されました。
新文化複合施設問題に対して
議会が申し入れした事項への市長答弁がメイン。
市長からは
全ての責任は自分にあるとの前置きがあり
借地借家法に対する認識の甘さ
議会に対してテナント問題の報告が遅れた事
議会に対して唐突な変更案の提示
多くの市民に不安と混乱を与えてしまった事
以上の事が今回の問題の原因とし
責任の取り方として
６月１日号の市報にお詫びを掲載する
６月定例会の冒頭に謝罪する
市民が納得できる計画を練り上げる
今後の計画の進め方としては
ポポロ館、まちの広場、歴史公園を候補地とする
国、県との調整を図りながら補助金の可能性を模索
さまざまな民意を受け止めて計画に反映させる
おおよそ以上の事が報告されました。
？
？？
？？？
私は全く納得できません。
その理由を順次述べます。
①建設候補地が全く見えてこない事
数年間の議論を重ね、ポポロ館での図書館建設
に議会はＧＯサインを出しました。
図書館の本来の機能でけではない中心市街地の
活性化が今回の事業には求められております。
つまり候補地がどこか？という議論ではなく
中心市街地を活性化するために図書館が
どんな役割を果たすのか？
どの場所が効果的か？といったことが重要です。
廃墟となりつつあるポポロ館をどうにかしよう！
そういった趣旨から今回の計画が進んできた経緯
があります。
現在係争中であるポポロ館においては
その取得時期も不明。つまりその活用法すら
検討が難しい状況にあります。
新文化複合施設の建設地を選定するにあたっては
ポポロ館のテナント問題が解消する事が最低条件です。
つまり
テナント問題が解消すれば当初計画の通り
ポポロ館の跡地に建設すればよいので
まちの広場や歴史公園といった選択肢は無くなるはず！
約８億円の補助金は米沢市にとって極めて重要ですが
それを理由に候補地の選択肢を広げるのでは
当初の中心市街地活性化の意味が失われます。
この混乱を収束させるためにも
当初計画（ポポロ館）一本に絞って
その対応に当局と議会が一丸となって
取り組むのがベストだと思います！！
以上の事から補助金欲しさに
中心市街地活性化の意味合いを無視した
まちの広場や歴史公園案には賛成できません。
②なぜテナント問題を議会に報告しなかったのか
３月議会の予算委員会において
私も【新文化複合施設】の用地取得費について
質問をおこなっております。
取得費、テナント退去時期、売買契約時期等に
ついて伺いましたが
テナント問題については一言も触れられておりません
民間同士の交渉に悪影響を及ぼす恐れがあるから
４月の退去期限まで解決する期待をしていたから
問題発覚後の協議会で当局から説明されたのが↑
以上の理由から公表しなかったそうです
市長がアポをとれない程の交渉相手であった事。
そもそも民間に行政が関与してよかったのか等
４月にすんなり問題解決するとは
常識的に考えられません。
また、予算議決後にこの問題が浮上する方が
はるかに悪影響を及ぼすことはいうまでもありません。
民間に迷惑がかかる・退去の期待をしていた
と考える当局側に危機感の欠如と認識の甘さが
あったといわざるを得ません。それどころか
故意ではなかったのか？との疑惑もあります。
３月議会で【テナント問題】については触れない
ように、との当局内で意思疎通が図られており
３月議会の紛糾を避けるための
画策ではなかったのか？疑惑をもって当然です。
市長は【故意ではない】と何度も繰り返しておりましたが
結果が全てです。【故意ではない】といて
これ以上責任逃れをするのであれば
１００条委員会で追及しよう！！という流れは
普通なのではないでしょうか？
議会と当局は信頼関係で成り立っております。
情報の不開示によって瑕疵案件を
議決してしまった事は両者に大きな溝をつくりました。
議会側の不信感は相当深まっております。
市長は毎日のようにお詫びを述べていらっしゃいますが
何に対してのお詫びなのか明確ではありません。
情報不開示の件は具体的に謝罪が必要です！！
まだまだ疑惑は拭い去れませんが
それが第一歩。
そして計画案も一本化して
具体的な方策を講じていくことが必要不可欠！！
市民も議員もこの問題に大きな
不安と不満を抱えています。
一刻もはやく混迷収束に向けた
具体案を提示していただきたい！！！