米沢維新33
こんばんは、中村圭介です。
全員協議会が始まり各議員の
厳しい追及が行われました。
明らかとなった問題点をいくつか書き記します。
①3月議会に議決された図書館の土地取得費が一ヵ月で頓挫
・平成22年には購入予定地のビルテナントにおいて、賃借人が退去に難色を示している事を、米沢市が認識していた事が判明。平成23年には市長が相手企業に訪問していた(門前払い)事実も発覚。長年にわたり難しい交渉を続けている事実を知りながら3月議会に約2億6千万円の予算を計上(ポポロ館購入が前提)。3月23日に議決され、4月9日には計画を断念。議決から17日間での頓挫に3月議会当時もテナント退去難航の事実を知り得ていたのではないか?3月予算を通過させるためにそういった事実を故意に隠したのではないか?という疑念があります。また、二元代表制についての市長認識が問われます。
http://ameblo.jp/keisukeaoyama/entry-11188541773.html
↑3月議会でも図書館問題について質問を行いました。
市民、議会軽視ともいえる行政体質といわれても仕方ありません。
②4月9日に計画断念しても議会に相談なし
・4月9日、計画断念後、1週間で変更案を作成し4月16日の代表者会で議会に示されました。全員協議会では、頓挫までの経緯、謝罪についてはほとんど無く、国の補助金関係から【早急に変更案で進めさせていただきたい】だけ。市民、議会は納得すると思っていたのでしょう。信じられません。情けない。
③責任の所在を明確に
・今回の変更により、約1900万円の追加予算が必要と説明がありました。(設計費、測量費の追加)それだけではありません。数年に渡り携わってきた職員の人件費等も計上しなければなりません。今回の損害額はいくらか?誰が、どう責任をとるのか?(市長しかいませんが・・・)なぜこのような事態となったのか?再発防止策は?これらが明確にならない限り、仕事はまかせられません。
まだまだありますが概ね以上の事が指摘されておりました。
また、ほとんど議論になりませんでしたが、変更案にも問題ありです。
新文化複合施設は中心市街地の活性化が大きな目的です。
ポポロ館の売買が不明瞭なままで、まちの広場に施設を建設しても
中心部の衰退を象徴する施設になりかねません。
(隣が巨大な空きビル)
まちの広場は多くの団体、市民が利用する憩いの場。
離れた【まちなか歴史公園】でその機能を補完するとの
説明もありましたが、歴史公園のコンセプトも変更しなければ
なりません。また、新図書館はまちの広場と一体的な活用で
中心部の活性化に効果が有るとの調査、検討がなされています。
苦肉の選択だ。
ポポロ館を含めたグランドデザインが描けない。
こう答弁する当局の言葉通り
今回の変更案には無理があります。
図書館建設の中止を言ってるのではなく
いったん計画を白紙に戻し、年月をかけ再度議論が
必要だと考えます。国の補助分は行財政改革をもって
捻出してもらいたい。米沢市にはその責任があるはずです。
最後になりますが
無償で建設される図書館ならば賛成したかもしれませんが、
約20億円(国が約8億円、米沢市が12億円)の税金が使われます。
文化複合施設は利益を生みません。
永久的に維持費がかかり続けます。
人口が減少し、税収が落ち込む本市においては
【ただの図書館】だけではダメ!!
ということはご理解いただけると思います。
将来の世代に只々負担となる箱物は認められません。
以上の理由から、私は計画案に反対の立場をとっております。
しかし、今回の事態。
一市民として残念でなりません。