米沢維新33
こんにちは、中村圭介です。
平成24年4月14日(土)
龍馬プロジェクトのメンバーと
福島第一原発事故による警戒区域の
視察に参加しました。その報告です。
南相馬市から20km圏内に入りました。
↑20km地点の検問所。物々しい雰囲気でした。
当たり前の話ですが
民家、店舗とも人はだれもいません。
国道沿いは空き家が続き
町の時間が止まったようでした。
地元の警察署で
現在の状況、当時の活動状況の説明をいただき
大きな被害を受けた【請戸港】に向かいます。
この地区は放射線の影響で
瓦礫の搬出ができないようです。
分別するのが精一杯。
原発事故が復興に大きなブレーキとなっている事を
自分の目で、体で感じました。
請戸港の位置は原発から約7km地点。
原発施設が目視できる距離でした。
意外かもしれませんが、空間放射線量は
約0.1~0.2マイクロシーベルト/h
↑南相馬市の保健所でスクリーニングを受けて視察終了。
復興という言葉がよく使われますが
原発被害を受けた福島県、とりわけ今回の視察地
についてはそのスタートラインにすら立っていない
現状だったと思います。
処分先のない瓦礫。いまだに難航する行方不明者捜索。
居住の見通しがたたない高線量地域。
地元自治体の裁量が及ばない大きな問題です。
国の強力な復興政策が必要なんですが
もう一年経っております。
原発事故の被害者は3.11から
今なお苦しんでおります。
この事実を私たちは忘れてはなりません。