米沢維新33


こんにちは、中村圭介です。



9日(金)、新年度予算を審議する


【予算委員会】が開かれました。


各会派に時間が割り当てられ(人数により異なる)


質疑・要望等が議員より行われます。


審査する項目が膨大なため


予算委員会は5日間開催されます。


初日は私も割り当てをいただき


新複合施設(図書館、市民ギャラリー)の費用


土地取得費について質問させていただきました。



【土地取得について】


私は、宅地建物取引主任者であり


仙台時代は、住友不動産販売で営業として


多くの不動産売買に携わってきました。


土地取引の難しさ。複雑さ。


多額の金額が動く事による利権問題。


本当に多くの事を学ばせて頂きました。


それらを踏まえて、本市の不動産取引に注文です!!



自治体が行う不動産取引は大きく分けて二つ。


①道路等の公共事業による用地収用

②民間と同様の任意による売買


①については、厳格な査定を行いそれに基づき不動産

買い取ります。折り合いがつかなくとも正当な補償金

を支払う事で不動産の強制収容を行う事ができる。

これを【土地収用制度】といいます。


問題は②。これについては説明そのままですが


民間との任意の売買。つまり双方合意の上で


不動産売買がなされます。取引される価格については


明確な規定はありません。




今回の新複合施設の建設予定地は


民間からの購入となります。


本市における不動産購入までのプロセスは・・・


①購入予定地の調査、検討

②買収価格の試算(市職員の試算。公示価格等参考)

③予算の計上(議会の承認を得る)

不動産鑑定(価格交渉における最大の根拠)

⑤売買契約

⑥決済。所有権移転。


かなり大雑把ですが以上のような流れです。



計上された土地取得費については


その必要性については審議可能です。しかし


価格の妥当性については審議しようがありません。


専門家が示すなんのデータも無いんですから。


予算承認後、不動産鑑定をかけて


当初予算との大きな乖離があったらどうするんでしょう


安く購入できるのであれば問題ありませんが


問題は高かった場合。


予算が不足するので〇〇〇〇万円増額!


そんなものは市民理解を得られません。


いらぬ誤解すら与えかねません。


今回は、議決後早急な不動産鑑定を


要望しましたが、適正な価格で合意できるのか


非常に心配です。



今後は(役所の制度変更を伴うが)


予算計上前にしっかりと不動産鑑定をかけて


売買予定価格をしっかりと


示していただきたいと思います。


購入価格が事前に判明するとの心配の声もありますが


税金での不動産取引にはそれだけの


透明性がもとめられるはずです。


是非、この不動産取引については


改善を強く要望します!



また今回は、市が土地を取得する前に


施設の設計がどんどん進んでおります。


なにを担保に確実な不動産取得を


想定しているのか?明確な説明がありません。


そこには所有者の全面的な協力がある事は


容易に推察できます。


また国の補助金の絡みも理解できますが


しっかりと順序を踏んでほしい!


施設設計についても


真摯に市民の声に耳を傾けてもらいたい!



こんな思いで質問、要望を行いました。


愚痴だらけになってしまいましたが


市民不在のまちづくりは絶対に成功しません。


職員の皆様の様々な苦労はお察しいたしますが


新年度からは、もうひと踏ん張り!頑張って頂きたい!



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