米沢維新33


こんばんは、中村圭介です。



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本日は福島県相馬市へバス


福島市・米沢市・相馬市・伊達市議会


連絡協議会全体会議に出席しました!

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全体会議後、


演題「放射線による体への影響について」


東京大学医科学研究所の坪倉先生より


ご講演いただきました。


南相馬市で原発事故の影響による


放射線被ばくのケアに従事されている先生です。


特に内部被ばくについて詳しく説明いただきました。


内部被ばくの多くの要因は食べ物だそうです。


現場での経験、データから先生は・・・


線量が高い地区と、内部被ばくは、相関しない!


とおっしゃっておりました。


ちなみに、体内に取り入れられたセシウムは


排出されるそうです!


つまりどんどん蓄積される事は無い!

食品からの内部被ばくに気を付ければ

どんどん、便や尿でセシウムが体外に排出されていき

内部被ばく量もどんどん減少していくそうです。


年齢が若ければ若いほど!

男性より女性が!

特に妊婦さんが!


排出スピードが早いようです。



また、チェルノブイリ原発事故での内部被ばくについて


興味深いデータを見せていただきました。


内部被ばくが最大になったのは事故後10年程。


当時のソ連が崩壊し、ウクライナが独立。


食品の流通経路が変化し、検査も甘くなった。


結果、事故後10年に被ばく量が


最大値となってしまったようです。


現在のウクライナでは、厳格な食品検査が実施され


被ばく量が大幅に激減しているとの事。


継続的な検査の重要性を熱弁されておりました。



一番気になる人体への影響については


過去に事例がなく、はっきりとした事は言えない


のが本音のようです。


日本とウクライナの空間放射線量、土壌汚染が


同等の地区で住民の内部被ばく量を比較すると、


日本はウクライナの30分の1程度だそうです。


ウクライナで一般住民の発がん率が極端に


上昇している話もあまりききません。


頼れるのは数字のみ!これからもしっかりとした


食品検査体制、流通の確保が重要です!



それより深刻なのが


仮設住宅等で過ごす方々が抱える


慢性疾患やうつ病等の発症、悪化です。


糖尿病患者のデータを分析すると


多くの方が悪化してたそうです。


野外活動が制限されたり、


一番は大きく生活スタイルが変化した事。


健康診断や相談会等。


避難者の心と体のケアが必要だと強く感じました。



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