685 モモの助、せっしゃの名にござる! | 他力本願

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【C棟地下・ゴミ処理場・ルフィサイド】

ルフィ 『もものすけ?』

モモの助 『名前でござる。』

ルフィ 『どっかで聞いたことあるなぁ…どこだったっけなぁ?』

モモの助 『知らぬ。人違いにござる。それよりお主!』

『ん?』

『ヨダレを垂らすな!!』

『拙者、食べ物ではござらん!』

『食べられるくらいなら、こっちが食べてやる!』

『下がれぃ!』

ルフィ 『はぁ?モモの助どこいった?』

『おーい!』

モモの助 『一体、何を!?』

ルフィ 『なんだ!?うなぎが喋った!?』

モモの助 『うなぎじゃない!』

『ぐぎゅるるるるる』

ルフィ 『お前も腹減ってんのか?』

モモの助 『バカを言うな。武士は10日くらい食わなくても平気でござる。』

『おぬしはどこから来た、何者でござるか?』

ルフィ 『俺はルフィ!海賊王になる男だ!!』

モモの助 『!?か、か、かいぞ…』

(空腹で力が抜けて)

『ウソでござるな。海賊は400kgはあろうかという巨体で、それに、もっと乱暴で屈強な風体で…』

ルフィ 『そんなことより、うなぎ、どうやって、ここから…』

モモの助 『モモの助だ!!』

『…わかった。外から来たでござるな。』

『ここが病気の子どもの施設であること以外、どんな島 で、何が起こったのかも、何もわからない。』

『ある船でこっそり忍び込み、ほとんど関わりもないのに子どもたちは拙者に優しくしてくれて…』

~回想~

モチャ 『お腹空かない?』

モモの助 『侍は他人の施しなど受けぬ!』

子供達 『君の分も持ってきた!おいでよ、食べよう!』 『ボクらみんな親と離ればなれなんだ。』

モモの助 『要らぬ!』

『誰か拙者の言うことがわかる者はおらんのか!?』

シーザー 『私がマスター、シーザーだ。ようこそ。』

『今からここが君たちの遊び場だ。』

巨大な子供達 『君は誰?名前は?』

モモの助 『名は…ない!』

(お腹鳴りながら)

子どもたちがお菓子やキャンディを勧めるが、モモの助は 一向に受け取らない。

研究所員たち 『子どもが一人いない!?でも、名前と人数は一致してる ぞ!?』

モモの助、逃げ出し、辿り着いた秘密の部屋で悪魔の実を見つける。

空腹で思わず食べるモモの助。

モチャ 『ここは秘密の部屋、入っちゃダメって言われてるのよ?』

モモの助 『拙者に関わらないでくれ。拙者は出口を探していて、ここを出てやらなくてはならないことがあるでござる。』

モチャ 『みんな一緒だよ。みんな早くお父さんおかあさんに逢いたいんだよ。』

『みんな別々のところから治療に来て、同じ思いなんだよ。』

『私もおうちにかえったらやりたいことたくさんある。』

『ビスケットルームのみんないい子だし、楽しいし、つらいことも忘れられるよ。』

『いっしょに食事しようよ…」

所員が秘密の部屋が空いてることに気付く。

その声でモチャ、モモの助を促し逃げようとするが逃げ遅れるモモの助。

所員と(物陰で)モチャが見張る中、モモの助がドラゴンに変身してしまう。

ワケわからず逃げるモモの助。

残った所員たち、 悪魔の実が入っていた割れたカプセルをみて

『ここに、ベガパンクの【人工悪魔の実】が入ってたはず!』

『でも、失敗作ったって聞いたぞ。』

モモの助、ガラスに写る自分を見て絶叫!

~回想終了~

モモの助 『そんなわけで、拙者は人間なのでござる。』

ルフィ 『そっか、悪魔の実か。たぶん【うなぎ人間】になる実だな。』

『とにかく人間に戻らないとな。』

モモの助 『戻れるでござるか?』

ルフィ 『わかんね。俺、ゾオン系じゃないし。』

『にしても、どんだけ高いんだ、天井?』

『落っこちてきた穴が見えねぇぞ。』

モモの助 『拙者もここを出て子どもたちに伝えたい。』

『シーザーという男は医者か何かだと思っていたが、子どもを殺そうとしている悪人だ。』

~回想~

シーザー 『シュロロロ…おとなしい良い子たちだ。』

『巨人化は滞りなく進んでいるぞ!だが、この実験は薬の投与量に限界がある。』

『肉体が耐えられない。5年後にはこの世からいなくなっている。』

『そしたら新しいのを手に入れなきゃな。』

『実験に失敗はつきもの。必要な犠牲だ。』

その話を聞きブチギレるルフィ。

ルフィ 『モモの助、行こう!お前を連れて壁を登る!』

『子どもたちは大丈夫だ。俺の仲間が助けに行ったから。 』

『やると言ったらやるやつらだから、何も心配すんな!』

モモの助 『本当か…』

『安心した。ほら、海賊なんかじゃな…』

モモの助が気を失いかける。

ルフィ 「しっかりしろ!」

モモの助、朦朧とする意識の中、その声がドフラミンゴの恐ろしげな顔と重なる!

反射的に無意識に物凄い力で飛び上がるモモの助。

ルフィ 「なんだ!?飛んでるぞ~!」

【B棟2階検査室通路】

ウソップ・ブルック・錦えもん、モモの助とロビンに頼まれた海楼石の錠を探している。

ブルック、幽体離脱で壁越しに探そうとしてる。

【D棟SAD製造室】

ロー&スモーカーVSヴェルゴ

スモーカーも手傷を負っているが、ヴェルゴに武装硬化した強烈な肘鉄をくれている。

【B棟ビスケットルーム付近】

たしぎがG-5たちにビスケットルームへ避難を呼びかけている。

サンジはすでに走って逃げているG-5たちをさらに蹴り込む。

【一方B棟3階ビスケットルーム】

モネはユキユキの実の能力者で、部屋中吹雪いている。

子どもたちがモチャからキャンディを奪おうとする。

それを止めようとするロビン。

そこにモネが持つアイスピックのような武器がロビンの肩を貫く。

ゾロ 『コイツ、ロギア系だ!俺に任せろ!』

『お前らは子どもたちを抑えろ!』

ぶつかるゾロVSモネ!