最近はあったかくなりましたね。今日もコーヒー日和です。

 

さて今日はバリスタのこととは少し離れますが自分が尊敬するバリスタの師匠ともいえるKさんから仰って頂いた言葉についてお話しします。

 

「人間 傲ったら負けだぞ」

 

Kさんは代々木八幡でコーヒースタンドを営まれてます。出会いこそ去年ですがお互いどこか似ているところを感じ、職場は違ど今も深くかかわらせて頂いております。

たまにメシ連れてって頂いたり、けつの青い俺を叱咤激励してくださったりと本当にお世話になりっぱなしで。

 

そんな師匠のKさんに出会うまで僕は、自分に自信を持ちながらも少し慢心していたような気がします。自分で言うのもなんですが、「クソガキ」でした。笑

自分が一番イケてるって思っていたんです。ですがKさんと出会った時に初めて「この人ヤバすぎる。」と感じ初めてこの人を超えなきゃいけないと思いました。実際にKさんのお人柄や、お店に関しては本当に「隙がない」です。お店に集まる人も皆いい人で、イケてる空間が出来上がっています。超えるべき目標となる人ができた喜びと共に、初めてプライドや自信をへし折られました。それは仕事に対する技術面やバリスタという職業に対する根本を改めて学ぶリスタートとなる出来事だったのです。

 

その日もKさんとメシに行き帰り際にこんな話をしてくれました。

あるキーホルダーを見せてくれて、「これさうちの常連さんがニューヨーク土産でくれたんだよね。」と言いました。そこには猿のグラフィックと共に You still suck の文字が。直訳すると お前はまだカスだ って感じかな。その常連さんと言うのは某アパレルブランドの日本社長で、よくコーヒーを買いに来るそうだがものすごく丁寧で腰の低い方だと言う。社長はその土産を渡しながらKさんに「人間 驕ったら負けなんですよ。」とおっしゃられたそうです。その言葉は、誰しもが人に言える言葉ではないと思います。けど僕はその日Kさんにその話をされたときに帰りの電車で静かに反省していました。やはりKさんに会う前の僕自身は傲り昂ったクソガキだったからです。その日も僕はマネージャーと大喧嘩。自分は間違っていないとはいえ反省すべき態度でした。

 

You still suck

また僕の中に大切な言葉が増えた瞬間の話でした。