こんにちは。
今回はバリスタについて僕の経験談や持論をもとに書かせていただきます。
バリスタというと、「かっこいい」や「コーヒー淹れる人だ」などよく言われます。
間違ってないんすけど、聞こえの割には地味で泥臭い仕事なんです。
朝早いし、ハードワークだし、頭使うし、何より神経使う。
どの仕事もそうかもしれませんが。
ただここで大事なのは、プレイヤー視点で言うと「何を正義としてバリスタをやるか」が大事になってきます。
自分の中の譲れない部分や拘りを表現しスタイルとして確立するのがバリスタには大事になってきます。
はっきり言って、特別資格を得れないとできない仕事というわけではないので誰でもできると言われますが実は誰にでもできる仕事ではありません。
前回言ったように、だからこそ本気で気合い入れてやらないと捲られるしフェイクがバレるっすね。
コーヒー注文して待っている間の時間から帰るまで如何に楽しんでもらえるか。空間、音楽、会話、色々な要素のポイントを常に気を張って演出しています。どれでも手抜けないし気抜けない。それが好きでやってるんだから手抜く理由なけど。
あとはサービス面において。
割と「どのお客様にも平等に心地よいサービスを。」という風習の多くみられる百貨店スタイルの接客やサービスはよくみられますよね。これに関しては賛否両論あるし僕としてはどうでもいいんですが、僕は基本サービスはお客様によって分けます。
例えば
「コーヒー。」「ホットコーヒーひとつ。」という注文の仕方する人や「ありがとう。」が言えない人。はっきり言って「go fuck yourself」です。友達じゃないし、奴隷じゃないんだから。
サービスは人と人との間にリスペクトがあってのものなので。僕はそういう人には50%くらいしかサービスしません。それよりも良くしてくれてる人や常連さんに150%のサービスをします。そっちの方が手取り早いし自分も相手も楽じゃないかと。
逆にいうと平均単価¥400~¥700の中でどれだけお客さんを楽しませれるか勝負みたいなことをやってます。
あと、僕が大事にしているのは、「バリスタは主演役者になってはいけない、それよりも主役を最高に引き立てる最高の助演役者になるべきだ。」ということ。この映画のこのワンシーンに出てくるこの人めっちゃイケてるよな!っていう存在になるべきだと思います。スターウォーズで言うミレニアムファルコン的な。
だから自分大好き、自分かわいいこちゃんにできる仕事ではないですね。ダサいと思います。
長くなりましたが要は自分の信念持ってスタイル出してやれよって話です。
じゃなかったらバリスタ辞めた方がいい。だってコンビニのコーヒーマシーンと変わらないから。