夜、軽く二人で飲みに行った。
渋谷のはずれ。
お世話になっているロックな方に連れてってもらったイタリア料理店。とても気に入って、すぐにでもまた訪れたかった。

こぢんまりした店。古いビルの三階。店主がシンプルに改装している。華美なところはないが清潔。

村上春樹の小説に出てくるような。

もうさ、マーケティングとかチェーンとかフランチャイズとか大声のサービスとか、疲れた。

お世話になってる大人たちはこぢんまりした良い店をたくさん知っている。
この文化を継承しなくちゃ。
センスの良いわがまましか、この国を救う手立てはない。センスの良いわがままをたくさん知って、自ら選ぼう。選択肢の多さは豊かさの指標だが、ダサい選択肢ばかりじゃ話にならない。だまされちゃいけない。