色々あって、出雲地方にはよく行くが、
奈良にはこれまで行ったことがなかった。

一度京都から足を伸ばして行こうとしたが、
途中立ち寄った東福寺の回廊に車で突っ込んでしまい、
断念した苦い思い出がある。あれは大変だった。
国宝、重文箇所ではなかったとはいえ、回廊も古いものである
ことには変わりなく、クルマの不具合から引き起こした事件とは
いえ、まさに目の前が真っ暗になった。事故直後、お坊さんが
走ってくる光景は一生忘れることはないだろう。
フロント部がつぶれ、地元奈良のディーラーに
ガムテープで応急処置してもらった車で帰京した。
その後お寺は無事修繕され、車の立ち入りが禁止になった。
罪の意識はなかなか消えなかった。

奈良には行くべきじゃないのだ…
奈良に行こうと思ったことであの事故が起きた…
とずっと思い続けていた。

しかし、ひょんなことから用事ができた。
そして行ってみた。

教科書でしか見たことなかった「石舞台古墳」は
予想よりもちょっと大きかった。石室内部に
入ることができるとは知らなかった。

日本史用語集にあった史跡、遺跡、古墳…
見たいところ満載で頭がおかしくなりそう。

「石舞台古墳」の周囲は里山が広がっている。
そしてその空気はちょっと出雲に似ている。
古代史のことはおいといて。

これ出雲。
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これ明日香。
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似た撮り方をしたっていうのもあるけど、
実際似た空気が流れている。