シンガポール視察の報告と感想 2018.4.21 | 貝塚市議会議員 南野けいすけの「敬介日記」

シンガポール視察の報告と感想 2018.4.21

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(少し長い文章となりそうです。お時間のある時に読んでいただければ)

 今回南大阪振興議員連盟の主催する「シンガポールツアー」に参加させていただきました。

 本当にすごい充実した日を過ごすことができました。

 実質現地二日間。

 その内容を振り返りたいと思います。


(時間は現地時間で掲載します)

 まずは4月17日午前9時に一般財団法人自治体国際化協会(クレア)シンガポール事務所へ訪問させていただきました。

 橋本所長をはじめ佐藤・川崎所長補佐、グェ調査員より、クレアの活動概要、シンガポールの概要、ASEAN及びインドの概況についてご説明いただきました。

 クレアは地方自治体が取り組む地域の国際化を支援するために地方自治体の共同組織で1988年7月に設立され総務省をはじめ地方公共団体よりの派遣職員と現地事務員で運営されています。

 主な事業内容は、
 1ASEAN・インドにおける日本の地方自治体の活動支援
 2日本とASEAN・インドとの地方自治体レベルの交流の促進
 3ASEAN・インドとの国際交流・国際協力
 4ASEAN・インドの地方行財政制度、各種政策の調査・情報発信です。

 また地方自治体の活動支援や観光誘致支援事業にも取り組まれている組織です。

 そんな中でシンガポールの概要についても説明を頂きました。

 尚、今回の視察はクレアの職員さんが色々調整いただいており、この後の行動も同行してくれています。

 次に午前10時30分~11時30分までにシンガポール海事港湾庁(MPA)で港湾の取り組みについてレクチャーを受けました。。
 
 シンガポールは世界有数のハブ港及をめざしており、さらには港を移設しさらに拡充する計画などを説明いただきました。

 タム代表をはじめ意見交換をさせていただきました。

 そしてマリーナスクエアーで昼食。パクテーをいただきました。

 そして午後からの視察まで時間があったのでマーライオン公園へ。

 見学終了後午後2時30分から午後4時までチャンギ空港内にある飛行機の機体整備工場(SASCO)でレクチャーを受けました。

 SASCOは世界中に工場もあり、飛行機の定期検査や整備、旅客機から貨物機へのリニューアル、チャンギ空港を利用する航空機に対して24時間体制でサポートも行っています。

 その業務の40%が機体整備。また技術的に非常に難しい旅客機から貨物機へのリニューアルにも力を入れているとの事でした。

 通常30年以上は機体としては飛行可能とのことですが、旅客機としては年数が経てば経つほどそのメンテナンス経費が掛かり貨物機への転換が進められるそうです。

 その作業現場の様子を見学させていただきました。JALの機体も整備を終えた機体と当日から整備に入った機体とがありました。(ここは写真撮影禁止)。

 続いて午後4時30分6時30分までチャンギ空港の取り組みと空港施設内を見学させていただきました。

 JALの今尾部長にお世話になりました。

 チャンギ空港が第1から第4ターミナルまで利用されており、自動チェックイン、顔認証システムなど取り組まれています。

 また6年連続利用しやすい空港世界ナンバーワンに選ばれたように空港内でも楽しめる施設が沢山あり、さらに乗り継ぎ客のための取り組み、例えば5時間以上乗り継ぎ時間がある旅行客には観光バスで無料の市内観光を行ったり映画館やひまわり広場など創意工夫した施設が設置されていました。

 初日全ての研修視察を終え、ラオパサ・フェスティバルマーケットでクレアの職員さんと交流を兼ねて食事しました。

 オフィスビルに囲まれてローカルフードを楽しむラオパサは午後7時から通行止めにして椅子テーブルを出しています。

 オフィスビルに囲まれてローカルフードを楽しむ。不思議な世界でした(笑)

 そして4月18日二日目のスタート

 午前10時から12時まで、ボタニックガーデンでレクチャーと公園内見学をさせていただきました。

 シンガポール国立公園庁で植物園園長のナイジェル・テイラー博士より講演と公園内の見学を行いました。
 
 シンガポール自体は東京23区くらいの大きさの都市であり、世界有数の都市機能を兼ねそなえています。

 コンクリートジャングルに囲まれる中で緑の大切さを残したい、また残さなければならないという事で緑地整備も行ってきました。

 移動中の道路やビルの中にも緑を作ったり、見学させたもらったボタニックガーデンの整備の取り組みに力を注がれています。

 ボタニックガーデンは2015年ユネスコの世界遺産に登録されました。

 この日は昼食はビリヤニ(炊き込みご飯)とバターチキンのインドカレーをいただきました。

 そして午後2時から4時までマリーナベイサンズの視察です。
 
 広大な広さでホテル、ショッピングモール、カジノ、劇場、会議室など備えています。

 歩いての視察となりました。

 そして最後の視察。

 午後4時30分から6時までリゾートワールドセントーサで志村シニアマネージャーのレクチャとご案内をいただきました。

 セントーサでは島全体がユニバーサルスタジオシンガポール、コンペンションセンター、水族館、カジノが併設され老若男女が楽しめる施設として年間2000万人の来場者があるとのことでした。

 インバウンドの約3割が来場しているとのこと。

 さらにNCGといす政府機関でギャンブル依存症対策にも取り組まれており、RGと呼ばれる依存症パTロールも行われているとのことでした。

 終了後に運営組織である陳(たん)社長、笹崎副社長と食事をともにし予定の視察はおえました。

 今回の視察で僕自身感じた事

 チャンギ空港を視察して・・・・

 泉州には関西国際空港があります。チャンギ空港を見習う点は沢山あると思います。敷地の関係で同様の取り組みは難しいかもしれません。

 しかり利用者が安心して利用できる空港として参考にしないと。

 例えば乗り継ぎ待機中に飽きさせない取り組みも必要ではないか。関西空港発で泉州各地の観光地回りなんかも良いかもしれません。

 また空港でさほどアナウンスがないんです。利用者は空港のホームページからアプリをダウンロードして自分の搭乗機情報(乗り口変更、遅延等)もわかるし搭乗時間が近づくとお知らせするものとのこと。

 よく思い出すと関西空港に限らず日本の空港って絶えずアナウンスが流れているんですよね。

 このようなシステムが取り組まれたらゆったりと過ごしやすい空港になるなぁと感じました。

 次にマリーナベイサンズとリゾートワールドセントーサを視察して・・・・

 マリーナベイサンズでは観光客を始めお住いの皆さんが買い物を楽しんだりコンサートイベント等にも取り組まれています。

 ホテル利用者のための施設があったりそれぞれ目的に応じた楽しみ方が出来るように思います。

 セントーサはユニバーサルスタジオや水族館の様子をみると子ども連れのご家族が沢山利用されているように感じました。

 まさしく子どもから高齢者までが楽しめる施設ではないかな。

 現在日本でも統合型リゾート施設(IR)について議論があります。

 一定のルールづくり、対策、施設の整備、課題の整理など必要だとは思いますが関西国際空港を活用して子の泉州地域で何ができるか色々甘がてみたいと思います。

 最後に、今回の視察に企画いただいた皆さん。また現地でお世話になったすべての皆さんに感謝いたします。



 

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