何度も見た好きなプロレスを語るシリーズ。
とくに少年時代から青春時代の正月の風物詩といえば1.4東京ドームの放送。
その中から

1998年1月4日東京ドーム
セミファイナル 越中詩郎復帰戦
蝶野正洋対越中詩郎

何度も何度も見ている試合。

まず入場が見所。
1997年プロレス大賞MVPで勢いにのる蝶野さんは横浜ベイスターズの三浦大輔選手、鈴木尚典選手のゲストも含めてnwoメンバーで華やかな入場。

この試合が復帰戦の越中さんのほうはというと、1997年は大変な年で、長期欠場からの復帰をしたが、またも怪我で長期離脱。さらには休んでる間に平成維震軍のメンバーが2名抜けたりと様々な想いを背負って一人で花道を走っての入場。

試合を振り返ると当時、自分はやたら『パワーボム』が大好きだったこともあり、蝶野さんの掟破りのパワーボムも入れて計5発も出るという個人的大サービス。

しかも、越中さんの4発目の怒りのパワーボムの高さと威力が最高点で、このパワーボムはスロー再生も含めて、何度見たかわからない。繰り返し見まくった。



越中さんのこの高いパワーボムはプロレス雑誌やプレステ用ソフト「闘魂列伝」でも「長立静止パワーボム」と命名されていて、「長立静止ってなんだ!?」と中学1年生の自分の興味をさらに煽った。

そして、パワーボムだけでなくこの試合をきっかけにハマりにハマった技が、蝶野さんの「羽根折り固め(バタフライロック)」



この技には衝撃を受け、3学期が始まってから友人にかけまくってしまった。

最後はヒップアタックを狙って走った越中さんに蝶野さんのカウンターケンカキックが強烈に決まり決着。

この試合だけでなく蝶野さんと越中さんのシングルは毎回好きだった。
自分は越中さんがいつかIWGPヘビーやG1クライマックスを獲る願いも込めて、プレステの闘魂列伝シリーズでは越中さんで最もプレイしていたのも思い出される。

蝶野正洋対越中詩郎も青春だ。