せっかくブログをやっているので好きなプロレスの試合も語ろうかと。

好きな試合を語る1

今回は97年6月5日、新日本プロレス日本武道館大会で行われたベスト・オブ・ザ・スーパージュニア優勝決定戦

エル・サムライ対金本浩二

中学1年生の時におそらく夜更かして、ビデオ録画しながら観たのだが、衝撃を受けた。

そこから少年時代に繰り返し何十回かは見て、33歳の今までも年に何回かは見るので本当に100回以上は見ているだろう試合。

好きなシーンがたくさんある試合なのだが、まずサムライさんも金本さんも、熱くなる因縁関係からリミッターが外れ、蹴りも張り手もエルボーもラリアットも、一発一発の重みが凄い。

序盤から衝撃を受けるシーンがたっぷりで、コーナーに逆さまにしての串刺し顔面ドロップキックをサムライさんが敢行…そして、その2発目をキャッチした金本さんが足をひん曲げて折りにいくレッグロック!

しかし、レッグロックで痛めた足でサムライさんが金本さんに顔面蹴り連発で反撃。

中盤も、トペやらフロントスープレックス、突き刺すDDT、リング内から場外へ向かって投げるブレーンバスター、張り手連打からのニールキックなどお互い、えげつないかつスピーディーな攻撃で譲らない。

そして、さらにスイッチが入った金本さんがサムライさんをロープにくくりつけて蹴りを乱打すると、ローリングセントーンからマスクに手をかけ…

破いてしまった。

さらに金本さんは、半分以上素顔が露わになったサムライさんを後ろ向きにコーナーに乗せると、

真鍋アナの「この風景は後楽園でも見たぞー!」

の実況と共に、強烈すぎる雪崩式リバースフランケンシュタイナー!




中1当時の自分はこの技に…攻めた方にも受けた方にも「プロレスラーすげえ!」と驚愕。

さらには素顔が露わになったまま脳天から叩きつけられたマスクマンの哀愁も感じた。

この一発で館内、脳天から落とされた側のサムライさんに「大サムライコール!」

万事休すかと思われたサムライさんだが、爆発してサムライボム2連発からの折りにいく腕ひしぎ十字固め。素顔はもう完全に出ている。

真鍋アナも「素顔のサムライボム2連発から腕ひしぎー!腕ひしぎ!腕ひしぎ!腕ひしぎ!」と熱い実況。

反撃に成功したサムライさんがさらに畳みかけようとコーナーへ昇る!が……

金本さんが立ってきてしまい、館内「ああ…」とサムライさん絶望の雰囲気。

そして、台風情報が流れる中、サムライさんはまたしてもトップロープからの攻撃、今度は雪崩式キャプチュードをもらってしまう。

エル・サムライここまでかというムードに…

しかし、金本さんのムーンサルトからのタイガースープレックスをレフェリーを蹴りながらキックアウトすると…

ダイビングローリングセントーンを避けて、雪崩式には雪崩式。お返しのトップロープからの雪崩式リバースDDT!

このチャンスから噴火し、リバースブレーンバスターから垂直落下式のリバースDDTを炸裂!

23分51秒の死闘を制し、サムライさんがスーパーJr.を初制覇。

何度見ても凄まじい試合の一つ。いつも見終わると「最高の試合だー」という言葉が出る。

このようにたまに思い出の試合も語りたいと思います。