今までさまざまな面白い人と出会ってきたがその一人が、以前のブログでも紹介した中学校時代の野球部の顧問&社会の先生だったE先生。

怖いけど天然なので笑いを堪えなきゃいけない場面が多くあり、そのときに「舌を噛むと笑いを堪えられる」ということを発見をした。

E先生の一挙手一投足に注目し、言葉でもE先生に「セオリー通りやれよ!」と怒られればわからない「セオリー」という単語を辞書で調べていた。

さらに何人かでE先生の面白さにハマり、よく観察してE先生の専門誌も作っていた。

雑誌のネタ集めにと、部活中にE先生の面白いことがあればバレないようにユニフォームのポッケに入れていた紙とペンでメモを取る。当時のメモ帳が残っているが、字の汚さに緊張感を感じる。




E先生の天然エピソードをいくつか紹介。

・スタメンを見たキャプテンが「先生、レフトが二人います。」と言うと、「直せばいいじゃん!」と逆ギレ。

・円陣中にヘラヘラしていた生徒にキレるが、「出てろっちゅんだよー!×2」となぜか二度「ちゅん」がついてしまいちょっと面白くなってしまう。

・「◯◯よー」が口癖なので、よく「要はよー!」とも言っていた。

・「早くベースランニングやれよ!」とキレたが、E先生がベースに座っていて邪魔なので走れず。

・「ちゃんと味方の応援しろ!」とキレた直後にボールが飛んできて「あ、あぶねー!」と「シェー」のポーズで避けた。

・打席でサインが出ていないかE先生のほうを見ると、鼻をほじっていた。

・社会の授業中、突然「キュイーン」という効果音を出し、残り5分間クラス中が笑いを必死に堪えた。

・試合中、骨折した生徒を運ぼうとしたのかペラペラの「◯◯中学」と書かれたプラカードを持ってきたが、すぐに諦めて戻した。

・「タオルねえか!タオル!」と必死になっているE先生に一人が白いタオルを渡すと、その骨折して担架で運ばれている生徒の顔にそっとタオルをかけた。

・チームメイトのミスにキレた生徒に向かい、「なんだその態度は!お前みたいな仲間をバカにするやつはチームにいらねえんだよ!」と熱いことを言ってくれた振り向きざまにベンチの鉄柱に額をぶつける。

・修学旅行で生徒に「八つ橋やるから巨人戦見てて結果教えてくれよ!」とちょっと雑な扱い。


一部を紹介したが、リアルタイムではいつも笑いを堪えるのが大変だった。やはり怖いので笑うことができない。

そして、先生のことがツボにハマりすぎて最後は卒アルに載せる野球部の集合写真でも自分は笑いを吹き出してしまった。



最後に会ったのは成人式。そろそろ還暦になるだろうE先生。久しぶりに会いたい。