2nd Joint World Congress of ISPGR | Y

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2nd Joint World Congress of ISPGR and Gait & Mental Function に参加してきました。




(ディナーの様子)

本学会は2年前に開催予定でしたが東日本大震災の影響で今年の開催となったものです。

開催期間は6月22日-26日、私は24日より参加しました。

本会場は「秋田ビューホテル」、なおポスターは「アトリオン」という本会場から徒歩2-3分の別会場で掲示されました。

参加人数は4~500というところでしょうか?過半数は日本人でした。

私自身のポスター発表は火曜日16:30-18:30でした。ポスター前に立っていましたが結構質問をお受け致しました。

外国の方々は大体、「このstudyについて説明してください」から始まります。

私のbrokenな英語で説明なので、当然伝わりにくいポイントは何度でも聞き返されますし、こちらもそれに応じるという・・・その繰り返し。

何度でも理解しづらいところは聞き返してくれ、また最後にはアドバイスをいただけたのは有り難かったです。

アドバイスをいただける、つまり「何とか伝わって理解してくれた(?)」のではないかと前向きに捉えています。

今回の内容は統計が少しややこしかった面もあり(日本語で説明するのもけっこう難しい)、私自身の準備不足も否めませんでした。

国際学会ですが日本理学療法学術集会やリハビリテーション医学会学術集会よりも小規模な学会でした。しかし、themesが限られているので、より活発なディスカッションができること、その分野述べられている様々な知見に触れることができます。他国におけるあるテーマにおいて、どのような研究がなされているのかを勉強できるよい機会です(やはり規格外のものも多かった)。

非常におもしろかったのは、月曜日のランチョンセミナーで講演されたThomas Brandt (Germany) 先生の「Fear of heights : visual height intolerance and imbalance」でしょうか。

いわゆる高所で人は不安定となることは容易に想像できますが、驚くべきは実際の工事現場(建築中のビルなど)不安定となる人そうでない人を研究しているところです。まず日本では難しいと思います。Thomas先生は視線計測(いわゆるアイマークレコーダーを使用)し、高所が苦手な人の場合、眼球運動範囲は狭小化するかもしくは視線位置をFreezing(固定)してしまうことを述べていました。私がこれを聞いて想像したのは、通常歩行路でも下を向いたまま歩行したりする人のこと。この方々はimbalanceな人達が多い(印象として)ので、視線をフリーにできないことが容易に想像できます。この仮説はimbalanceであることを前提にして考えましたが。臨床的にも非常に有用な情報だと感じました。この講演を聞いた後に、実際に研究室の発表を聞きにいったところ、さらに分かりやすく(というか私自身が講演で聞き取れなかったところ)説明していただけました。

その他、IpadやPCを用いてプレゼンする人、持ち歩きながら写真を取る人、こういったタブレット端末は学会の必需品?になってきているのでしょうね。

次回はカナダ(バンクーバー)です。行きたい!!!(まあお金と相談!笑)


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