本日11月7日は、亥の子の日です。
小笠原流礼法の古文書には
「亥の月、亥の日、亥の時を用いて祝うなり」
と記されています。
旧暦10月の亥の日の亥の刻(現在の午後9時
から11時)に亥の子餅を食べるという行事が
伝わっています。
十二支を日に当てはめていくと1ヶ月のうち、
2回または3回、同じものが巡ってきます。
2024年11月は7日と19日が亥の日ですが、
小笠原流では両日に亥の子餅を食べて、
子孫繁栄や無病息災を祈ります。
ただし、最初の亥の日のみ亥の子餅を食べる、
とする地域も多いようです。
亥の子は、玄猪(げんちょ)とも呼ばれます。
また亥は陰陽五行説において水の性質をもって
いるので、火災を逃れる、あるいはこの日から
火を使い始めると安全、などと考えられてきま
した。
そのため、亥の月の亥の日に炬燵や火鉢などを
出す習慣もあったのです。
本日、亥の子餅を購入することが難しい方は、
子孫繁栄や無病息災を祈り、19日に亥の子餅を
召しあがってみてはいかがでしょう。