1840年パリ生まれの印象派画家、

クロード・モネの絵画は、

祖母(小笠原日英)が大好きだったことも

あって、見ているだけで懐かしい気持ちに

なります。

 



出張の折、宿泊先のホテルに向かう途中で

大阪中之島美術館前を通り、

「モネ 連作の情景」が開催されていることを

知りました。
上野の森美術館でも今年1月末まで同じ展覧会

が開催されていましたが、足を運ぶことが

できず残念に思っていたこともあり、約30分

の限られた時間ではあったのですが、中之島

美術館へと向かいました。

 




 

積みわらや睡蓮などをモチーフにした連作に

焦点をあてた今回、国内外のモネの代表作

約70点が一堂に会し、大変見応えのある

展覧会でした。

 



特に睡蓮の絵画を鑑賞しながら、

今から5年ほど前、在フランス日本大使館との

共催で、小笠原流礼法のワークショップを

パリ日本文化会館で行った折、帰国前に

お世話になって方からのお取り計らいで、

モネが住んでいた邸宅と庭園のあるジベルニー

へ連れて行っていただいたことをふと思い出し

ました。

 



絵画には画家の思想や作品に込める思いなどが

あるように、絵画を見る側にもその作品に

関する深い思い出や感情が存在するのではない

でしょうか。

 



今年10月5日からは、国立西洋美術館において、

「モネ 睡蓮のとき」という展覧会が開催予定

です。
その折には、今回のような急ぎ足ではなく、

ゆっくり時間をかけて鑑賞したいと思います。