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DRIVEというブランド名で人気が出てきているELITEホイール。


私はSLRというホイールを使っています。

今回はそのホイールのハブをメンテしました。


SLRのハブはマDT Swissのスターラチェットと似たような機構となっていますが、調べてもほとんどメンテの情報が無かったので参考になれば。


 ELETE SLRはどんなホイール?

ELETE wheelsは、2013年に親会社であるyuanが設立され主にOEMでホイールの設計・製造をしていましたが、2015年に自社ブランドとしてELITE  wheelsを設立しました。


セミオーダー的にカスタムして購入するスタイルを取ってきましたが、DRIVEブランドでは完成品ホイールとしても販売しており、最近は日本にも積極的にセールスをしています。


私が購入したのはDRIVEブランドでは無く、ELETEブランドのSLRと言うグレードのホイールです。


 メンテ開始

SLRグレードの特徴は、ハブにDT Swissのスターラチェットと同じ構造のものを採用していることです。


ですので、基本的にメンテナンス方法もスターラチェットと同じで、工具を使わずにメンテナンスできます。


メンテするホイールはこれ。


まずはスプロケを外します。


ついでなのでスプロケもクリーニングします。


若干の食い込みは見られましたが、スプロケが外しにくくなるほどの傷ではありませんでした。

スプロケは引っこ抜けばそのまま外せます。


スプロケを外すとギアが出てきました。

赤い部品はバネを押さえるもので、これも手で引っ張れば外せます。


・・・のはずが、なかなか外れない。

いろいろとチャレンジしてみましたが外れる気配がありません。

割のあるスリーブなので、最後の手段として割をマイナスドライバーてちょっとだけ広げたらすんなりと外せました。


部品構成はこんな感じ。

しっかりとクリーニングします。


本体側にもギヤがありますが、シールドベアリングがあるのでクリーナーは使えません。

綿棒などを駆使しつつ汚れを落とします。


最後にグリスアップするのですが、今回はAZのセラミックグリスを使いました。

事前にメーカーにおすすめのグリスを聞いたところ、やはりDT Swissの専用グリスを勧められました。

ただ、ちょっとお高いので、代替グリスとして実績のあるものをチョイス。


あまり多くつけすぎるのも良く無いという事で、綿棒と爪楊枝を駆使して薄くグリスアップ。

ただ、元が爆音だったこともあり、若干多めにつけました。



写真撮り忘れましたが、後は元に戻して完成です。


 メンテした結果

もともと、このハブは爆音でしたが、グリスを少し多めに塗ったこともあり、そこそこ静かになりました。

その他は変化は感じられず。

回転性能はベアリングに依存しますので、まあ当然の結果ですね。


ただ、スターラチェット系のハブは、メンテを怠るとラチェットが噛み合わなくなる不具合が発生しますので、安心という気持ちの余裕が手に入りました。


今回はスリーブが外れずに苦戦したり、撮影しながらの作業でしたので40分ほどかかりましたが、慣れれば20分くらいでできそうですね。