螢雪学舎の塾生のみんなには

毎日 Monoxer を頑張ってもらっています。



本当によくやってくれていて

この夏、どこまで成長してくれるか

楽しみで仕方がありません(^^)



しかし

最後まで読んでもらえれば安心してもらえると思いますが


先に結論を言うと


受験勉強をMonoxerだけで仕上げるのは

ちょっと難しいと思います。


Monoxerで覚えたものを確実に得点に変えるには

「紙と筆記具を使った勉強」


言い換えると

「机に向かう勉強」

が必要です。


それを、夏期講習でやります。




料理教室で例えると


料理教室…螢雪学舎

料理…机に向かう勉強

です。


では、Monoxerは?

Monoxerは何なの?



実は

Monoxerは、まだ料理の「前の段階」です。

Monoxerの後に、本当の料理が始まります。


料理教室…螢雪学舎

料理…机に向かう勉強

そして

材料の買い出し…Monoxer

です。


なにぃぃぃぃぃぃぃぃ!

毎日毎日、Monoxer Monoxerって言うから

こっちは必死でやってきたのに

まだ勉強が始まってないって言うのか!


…と、怒り心頭の声が聞こえてきそうですが(^^)

まあ、聞いてください。



料理をするなら

当然材料が必要です。


「今日はカレーを作りましょうね」

「それでは野菜を切りましょう」


この時に

「先生、野菜ってどこにあるんですか?」

では料理にならないわけです。


勉強でもそうでしょう。


「わからなかったら質問してください」

       ↓

「何がわからないのか、わからないです」


この手の問答は、決して生徒がふざけてるんじゃないんです。

先生を馬鹿にしてるわけでもありません。


考える元となる材料がないからこんなことになるんです。


タマネギもジャガイモもニンジンもお肉も

何も用意してないのに


「文句言わずに、とにかく切りなさいっ!」

って言われても

「は?」

ってなるのは当然です。



Monoxerは

これから本格的に始める料理のための材料を買い集める「買い物」です。

材料が豊富にあれば、いろいろな料理ができます。


だから、なるべくたくさんMonoxerをやってほしかったし

これからもやり続けてほしいんです。


材料が乏しければ、全く何も作れないか

せいぜい

「そうだな…卵かけご飯ならできるかな」

ってなことにしかなりません。

(卵かけご飯を馬鹿にしてませんよ。僕は大好きです)



螢雪学舎の塾生諸君には

Monoxerを頑張って

すでにたくさんの材料を持っている生徒がいます。

すごい料理ができそうですね(^^)


でも

まだあまり材料が揃ってない生徒もいますね。

そんな生徒は、これからもMonoxerをしっかり続けて

もっともっと良い材料をたくさん揃えてください。


だけど、忘れてはいけないのは

材料がなければ料理はできないけど


どんなに材料が豊富にあっても

始めなければ、いつまで経っても料理は完成しない

…ということですよ。


材料を揃える「買い物」と

実際の「お料理」と

どっちが大事だと聞かれれば


「どっちもないと、できないでしょ」

という答えになります。



Monoxerだけでは足りなくて

「紙と筆記具を使った勉強」も必要

と言いました。


そして

「紙と筆記具を使った勉強」のことを

「本格的な勉強」とも言いました。


そんな風に言うと

ここでちょっと心配なのは

「じゃあ、その本格的な方をいっぱいやりたいねぇ」

という勘違いです。


そして、材料もないのに、それを望み、期待することです。


どう考えても

料理の可能性は、材料の質と量に左右されます。


プロの料理の世界を、僕は詳しくは知りませんが

おそらく


厨房で実際に調理する時間よりも(プロだから手際もいいだろうし)

材料を厳選して仕入れることに

うんと時間がかかってるんじゃないですかね?


ミシュランの三つ星シェフだって

材料なしに美味しいものを作ることなど不可能ですから。


あくまでも、僕の感覚的な印象の数字ですが


(Monoxer):(紙と筆記具を使った勉強)

の時間的な比率は


10 : 0では問題があるものの

生徒によっては、9:1とか、8:2でも良いくらいではないかと思っています。


Monoxerで、訳もわからず

「『単子葉類』って書いてあったら、葉脈は『平行』って答えるといいんだよね。よくわかんないけど」

ってな材料さえ持っていれば


紙で↓こんな問題に出会うと




「おお!平行脈ってのは、こういう葉っぱのことね!

イネとかトウモロコシとか、チューリップみたいなやつか!

そうだ、そういうやつの根っこは『ひげ根』だわ!

こういう植物は子葉が1枚なのか!」


って、たった1回の出会いでも一撃で記憶に残るんですよ。


まだ「料理」にはなってないけど

ちゃんと「材料」があったからです。


Monoxerの大切さを理解してくれましたか?


それだけではちょっと足りない。

だけど、それがなければ始めることもできない。


それがMonoxerです。