流行りのオンライン授業についての私見
こんにちは!
恵清学院講師の石黒です。
コロナ禍でにわかに一般的になってきているオンライン授業について、
実際に塾でオンラインでの指導をしてきた経験から、その可否について書いていきたいと思います。
何といってもメリットとしては、
対面でないので、感染リスクはゼロであるということ。
塾に出向く必要もないため、その行き帰りでの感染リスクもなく、また時間ロスもないこと。
たしかに合理的であり、安全。
自宅でネット環境に問題無ければ、気楽に安全に授業が受けられる、まさに今のご時世にピッタリだと言えます。
が、が、
その成果はどうでしょうか。
正直なところ、指導する側からすると
やりにくい
です
そもそも、画面越しに解答を見るのが大変見辛いこと。
テキストなど、こちらが使いたいモノが使えず、
生徒が持っているものに限られてしまうこと。
指導していく中で、今この単元についてこういう教材、問題に取り組ませたいと思っていても自由にならないのです。
結果、なかなか消化不良な授業になってしまいます。
これは講義型の授業であれば問題はないのかもしれませんが、個別指導のオンライン授業では、残念ながら、対面での指導の半分、否もっと少ない効果しかあげられない
というのが、実際に指導してきた感想です。
さらに私達講師は、その日の生徒さんの状態ー
今日はいつもよりやる気がない、またはやる気がある。
この単元は自信がありそう、または無さそう。
等々、実際に対面して感じたものから、
対応を変えて、指導していくのです。
(他の塾の講師の方が皆そうしているかは分かりませんが、少なくとも当学院の講師はそうしています)
そういう事も、オンラインではつかみずらいわけです。
などなど、
総合的に言えば、
私はオンライン授業はお勧めできません
ただし
生徒本人にとてもやる気があり、またもともとの能力がある程度備わっている、という条件でしたら、アリであるとは思います