前書き

 初めまして。人の綴る文を喰うのが好きな私は、フォロワーさんがリポストしてくれる初乗車ブログの恩恵を受けているペーペー8号車。今回、初乗車から500日を節目として超特急と私の邂逅から現在までを振り返る為のブログを書くことにしました。過去に一度中途半端に書いたものを出したことがあるが納得いかずに削除したので実質これが初ブログ。恐らくとんでもなくポエミーな文章になると思うので、出来ればそういうことに耐性の無い方は早めにブラバしていただけると幸いです。

 また、完全に個人の趣味で書き連ねているものになるので、口語になったり文語になったりするのも許して欲しい。



通過

 超特急の曲を初めて聴いたのは恐らく多分「お義父さんと呼ばせて」というドラマがきっかけだと思う。当時既に残念な二次オタとして完成していた私は特段好きな三次元の俳優やアイドルがいる訳でもなかったので、ドラマも「家族が録画してるなら見るか……」と手隙の時間に暇潰しとして眺める程度。ただ、その頃に幾つかあった例外のドラマの中に「お義父さんと呼ばせて」があった。理由はエンディング曲。そうです、彼等のウェディングソングとして有名な「Yell」です。朗らかな曲調であるにもかかわらず、どこか切なくて温かくて、家族との関係について言及するドラマの最後に「Yell」が流れる度に、肩の力が抜けるような感覚があった。けれど残念なことに、そして恥ずかしい話、当時はMVの存在も知らずドラマのエンディングのシーンだけ何度も流してBGMとして流れる彼等の歌声を聴くばかりで、超特急というグループをしっかり認識をすることはありませんでした。


 ここで少しだけ自分語りをすると、当時中学生だった私は運動部に所属していました。校内でも上位に食い込むスパルタ部。週3の早朝練習、週2の朝ミーティング。朝にゆっくりする時間はありません。部活動の40分前には集合してウォーミングアップ、休息日も年に両手指で収まるほどの日数しかない。身体を休ませる暇もない。今思えばよく3年間やりきったなと笑えるほどのキツさ。楽しいと感じていたことも辛いと感じていたことも覚えているけど、正直数年前だからという理由だけでは説明がつかないくらい記憶が曖昧な時期もある。母親の枕元ですすり泣いた記憶もあるな、そういえば。そんな中学時代。

 でも喜ばしいことに、今となっては笑い話です。今は母校でもしっかり休息日があるみたいだから、完全に終わった話。ああ、そういえばそんなこともあったな、とか。楽しかったけどキツかったよね。たまに遊びくらいでやりたいけどさ、部活としてはもう二度とやりたくないよね。そうやって笑って話せる程度のこと。


 でも、確かにその時の私はかなり苦しんでいて、疲弊していて。遠い記憶のことだから笑えるだけで、あんまり良い思い出もない。けど、5年以上も前の、ドラマのエンディングに流れてくる「Yell」という曲に励まされていたという記憶があるってことは、それは確かに私にとって大切な記憶だったんだなと、これを書いてて思い出した。色んな人の初乗車ブログを読ませてもらうとよく出てくる「超特急は必要な時に出逢ってくれる」って、本当にその通りだなぁと。


 それが、私が初めて超特急を聴いた時。彼等が乗った列車が、私が疲れて座り込んでたホームを勢いよく走り抜けて、悲しいも苦しいも吹き飛ばしてくれた時のこと。


※夫婦回での超特急ライブ映像は残念ながらストーリーを重視したためほぼ覚えてなかった。無念!!!!!



一時停車

 次に彼等に出会ったのは何処だろう。正直あんまり覚えてなくて。意識してないといつすれ違ったとか覚えてないものですよね。「Yell」だけは忘れられなくてお店とかでたまに流れてるのを聴く度に思い出してたんだけど、悲しきかな、曲は知ってたけど彼等のビジュを知らなかったものだから。もしかしたらもっと他に見てたかもしれないけど、取り敢えず思い出せた限り書き連ねてみる。


 とは言いいつつも、私の中で印象が強いのはやっぱりアキくんかな。「アンナチュラル」で石原さとみさんの弟役で出てた俳優小笠原海さんのビジュがあまりにも好き過ぎた。彼が出る回だけ多分他の話よりも何回か分多く回してる。お姉さん思いの好青年。無愛想に見えるけど、ちゃんと家族を大切にして家族に大切にされてきたことが伝わってくる自然な演技も好きだった。超特急のカイくんと言うよりは俳優の小笠原海さんというイメージの方が強くてやっぱりここでも超特急には至らなかった。(ただこの時同ドラマの久部六郎こと窪田正孝さんにドハマりしてたのでスタダ顔好きの片鱗は出てた)


 あと実は出会ってた六角くん。みんな大好き六角くん。現最推し、みどりの窓口を兼任されるタクヤくんこと俳優 草川拓弥さん。呑み会のシーン大好き。この時まさか自分より8個も上だとは思っちゃあいなかったよ、本当に。可愛ええ可愛ええ言うとったわ。ワンコ系部下なのかなーと見てたら必要なことは上司相手でもズバッと言うし、湊くん相手だとぶっきらぼうというか、男らしい一面もしっかりあって「うわわわわわ……ギャップの持ち主ぢゃん……」とはわわしたり、最終回のサブカル系の私服似合いすぎてびっくりした。マッシュくんちゃうんけ!?って1人自室で叫んでたりもした。ベビフェの影響で数年前にはもう活動していた超特急とは繋がらず、残念ながらここでもすれ違いで終了。


 「カラフラブル」もそう。元来ジェンダーレスな美人が"癖"だったもんだから板垣李光人くんも可愛い〜♡ってなってた頃(ここでもスタダ)。……はいそうですね出会ってましたささめくん!!!!メイク似合う男健康に良い〜と思いながら見てた。何故か六角くんとはイコールにならなかった。ほんと鈍いねオマエ。


 曲だけで行くと「My buddy」もかなり耳にしてた。後にMVの伸びがめちゃくちゃ高かったのも知ったけど、やっぱりポップな曲調が凄く耳に残ってた。某ZIPか何かでMV撮影の取材を受けていた映像を観た時にデジャブを感じたから、もしかしたらリアタイしてたのかもしれない。


 ……いや、本当に少ないな。もっと出会ってたと思うんだけど。でもまぁ、じゃあお前一体何処でちゃんと認知してん!?ってなると、やっぱり皆さんご存知「みなしょー」かなぁってなりますよね。予告編の「しっかりしろ、湊晃……!」の声がドンピシャ過ぎたのが良かったよね。本当に。超特急を完全に「メインダンサー&バックボーカルグループ 超特急」として認知したのはみどりの窓口の彼のお陰だ。初めて触れる界隈に踏み込む最初の一歩をくれた彼には感謝しかない。今日も心のペンラが忙しなく横に縦に円形にと振り回されている。


 本当に、みなしょーで俳優 草川拓弥の低音ボイスにときめくことがなければ、

アキくんカイくんの神秘性に時にクエスチョンマークを浮かべながらも光に引き寄せられる蛾の如く彼の周囲を飛び回りながら色素薄い系鎖骨の弱いかわちい美人最年長を全肯定する限界オタクになることも、


ョウガさんのTikTok「クレッシェンド」NGver.でリアコ枠の恐ろしさ(褒め言葉)を実感して恐る恐る他のショートやらYouTubeMVを観ると案の定アニメの作画かと見間違うほど等身が高くて線が細いのに男らしいラインだけはしっかり残してる妖艶の塊みたいなリョウガさんを大量に発掘して悶え苦しむことも、


ユーキさんの雪国の白うさぎの如き真っ白ふくふくキューティーフェイスが事務所とEBiDANと先輩方の意思を背負って日の丸を体現する真紅の薔薇の麗人になったり、めちゃくちゃアチチな胸に秘めた真っ赤な闘志を真っ直ぐな言葉で伝えてくれるのに「こんにちは」の五文字も甘噛みしちゃったり何度も着ているはずの衣装を前後逆で着用してそのままスタジオライブに臨んじゃうような可愛すぎるドジっ子お兄さんだと知ることも、


タカシくんがやでちゃんで俳優 草川拓弥の古参オタクで番組の企画も忘れて本心でときめいたりお兄ちゃんズからも弟ズからも先輩からも後輩からも天使だと思われるほどイメージカラー純白が似合いすぎるピュアな人で、メンバーの為に超特急の為に自分を貫こうと真っ直ぐ立とうと決意して実行できてしまうような芯の強い人で、老若男女森羅万象悪鬼羅刹も問わず生きとし生ける全ての心あるものにとっての太陽であることも、


シューくんが格好良くてギラギラしててみんなに「格好良い!」って言われたかった最初期から「俺って可愛いかも」と自覚して番組内でレディースコーデにノリノリで乗っかっていく寂しがり屋のメンバー大好きタカシ大切同盟のプリティピンク髪ことシューめろになる過程を見られることも、


めちゃくちゃ硬派な自信家メンバーだと思ってたマーくんが「マサヒロLove恋してる」の主演であり誰に媚びることも無く実力で伸し上がると断言するド天然大食い野球少年であると知ることも、


アロくんが大学に一人はいる格好良い美人の先輩のビジュをしているのに横飛びに並々ならぬ信念を持ち家族が大切で実家から毎日朝早くに頑張って出勤してカイお兄ちゃんに可愛い可愛いされていることを見せつけられることも、


ハルくんが世界を虜にするプリティボーイだと思ってたらお兄ちゃんズに煽り散らかす胆力と(ほぼ)初ドラマの初主演で18歳とは思えぬ演技力を発揮し西日本で人類70億人を悩殺する可愛さで方言を唄う超特急の覇王になることも知らずに生きていくところだった。


 そんなの、あまりにも惨い。今を生きる私はこれら全てを知っているから彼らの綴る一言一句一挙一動(インスタストーリー、キラリ、リョウガノス。etc.)に栄養を感じとって何とか人間の尊厳を保てているというのに、この世界線以外で生きている私は本当の「幸せ」を知ることが出来ているのだろうか。(いや、出来ない。)鮮やか過ぎて目が眩むほどの極彩色が飛び込んでくるこの生活を知ることの無い私は、本当に満足に人間を出来ているのだろうか。否、恐らく健康で文化的な最低限度のオタ活すらまともに行えていないだろう。個人的オタクの生存権の消失である。哀れすぎる。

 嗚呼、ありがとう神様 仏様 スターダスト様 ドラマみなと商事コインランドリー製作委員会様 俳優草川拓弥様。貴方達のお陰で私は超特急に出会う世界線を勝ち取ることが出来ました。


閑話休題(気持ち悪いので強制終了)


 ……と言った感じで現在では頭の先までどっぷりと超特急沼に沈んでいるわけだが、もし、みなしょーをただ観て楽しんでTwitter(現X)で先行配信組と同じくツイートをしていただけなら、とっくのとうに超特急への関心は失われていただろうという嫌な確信がある。

 ただ、超特急を認知しているだけの人になっていたのだろうと。



改札

 じゃあ、なぜそうはならなかったのか。それが分かりやすく伝えられる画像が幾つかあるのでまずはそれを見てほしい。


↑1枚目。フォロワー数1桁だったアカウントでみなしょー先行配信の感想を呟くと異常な速さでいいねが付いて恐れ慄いたあの頃。BLドラマの人気ってすげーとしか思わなかった愚かな私。

↑2枚目。今日も今日とて先行配信。手フェチが気持ち悪いツイートをするとこれまたいいねが多数。なんじゃこれはと思いそっといいねしてくださった方のプロフ欄を拝見すると「8号車」の文字。しかもかなりの割合。エンドロールの「草川拓弥(超特急)」から推察し、はっはーんさてはアイドルの側面を推してる人達だな?にしてもそんなに反応来ることある?

うーん……気になるねぇ……

↓↓↓
↑3枚目。Twitterに8号車さんが沢山住んでそうだからという安易な気持ちでツイートした女。
↑4枚目。
な ん か 思 っ て た よ り 来 た 。
めっちゃ拡散されたしめっちゃ色々教えて貰った。



ここからが怒涛の展開。俺の速さに着いてこれるかn((((((


↑おすすめして頂いた動画を漁ると関連で出てきた妹グループのMV。「え〜可愛い〜♡」と観てるとふと違和感。あれ、待って、ガチ妹の集団?と思い更に情報収集。

……いや女装!!!!レベル高いな!?!!?!?

ピンクのストレートロングちゃんとミルクティーブラウンのロングちゃんが好きです。彼女達の歌った「Guilty」は2023年LINE MUSICで2番目に聴いた曲らしい。健康に効いてしまうので…仕方ない。

↑上記ツイートの3日後。MTVがあったらしく感想ツイートが大量に流れてきた為に「ラ、イブ……たの、しい……?」と声優イベントくらいにしか縁がない二次オタが興味を示した頃。バレピちゃんに狂う女がここで既に爆誕してる。

しかもしっかりインプレッションいただいてしまったので沼るスピードが加速。こんなに嬉しいバフは無い。

↑布教してくれツイートから丁度1ヶ月後。しれっと初乗車。はっえーんだよテメェ。どこからそんなに行動力湧いてきた?????
今も仲良くしていただいてるふぉよわーさんに誘って貰って
THE NEXTAGEが私の初乗車になりました。めちゃくちゃ楽しかった。後述します。

 それで、ですよ。私が何故超特急にこんなにも沼ってしまったのか。めちゃくちゃ分かりやすいスクショ達なんですよこれ。

……分かりましたか?

そう

そうです





貴方達ですよ!!!!!!!





これを読んでる貴方!!
初乗車ブログをウマウマ〜してる貴方達!!!
彼等を推す同士!!!!
そう!8号車!!!!!!


 ……ね?皆さん。確かに彼等の魅力は、彼等自身が公に打ち出す様々な媒体から十二分に知ることができます。私が出会った時には10年分の彼等の情報があった訳ですから。けれど当時の私は、自力でそこに辿り着くことは出来なかったんです。彼等の情報を知らないから。検索単語すら分からないから。分からない事が分からない時、人って「もういいや」ってなりがちなんですよ。

 でも、そうならなかったのは8号車の先輩方のお陰。フォロー数1桁のネットの海に漂ってるような霞をすくい上げて「温かいよ、楽しいよ、おいで」と迎え入れてくれた皆さんが居なければ、アイドル界隈なんてキラキラの権化に爪先を向けることすらなかったと思います。初めての場所への初めの1歩ってすごく勇気がいるものですから。きっと皆さんが通った道を、私は皆さんのお陰で歩き始めることが出来ました。リプライをくれた方も、いいねをくれた方も、TLで私を見かけた方も。皆さんがいなければ、私はオタクとしての人権を失うところでした。超特急という存在を教えてくれて、本当にありがとうございます。


初乗車

 と、言うことで!漸く!漸く!初乗車の話をしたいと思います!!

ちなみにここまでで6000文字超(特急)。気持ち悪すぎる。


 前述した通り私の初乗車は超特急のソロ現場ではなく複数のグループが参加するフェス。8月4日、神戸ワールド記念ホールで行われた「THE STAR NEXTAGE」。現在も良くして頂いている8号車さんからのお誘いで初乗車初連番というありがたい現場でした。MVを漁り、企画動画を漁り、超特急募をしていることを知り(オーディション番組が苦手だったので当時は観れなかった)、なんとなーく浅瀬でちゃぷちゃぷ遊んでいた状態での乗車だったのでペンラも無く……慣れない3次元の人が出演のライブに、かなり緊張していた記憶があります。


 そして確かこのフェスは超特急募による新メンバー発表直前で、5人で出演するフェスは最後なんじゃないかと言われていました。(後にエビ特急がありましたが当時は新メンも出るのかな……?と噂されていた状態だったので)。

 超特急の初乗車は、私にとって最初で最後の5人体制でのパフォーマンスを生で観ることの出来る機会でした。


 先輩と合流し、開場までお話。周りを見渡せば、ようやく覚えた5色+1色のを纏った8号車さんらしき姿が沢山。先輩も推しカラーをふんだんに取り入れた素敵な装いでいらっしゃって、正直めちゃくちゃ沸いてました。以降何度か現場でお会いする時もひっそり楽しみにしています。


 そして開場。一つの入口に向かって大勢が向かう姿、正直かなり狂気を感じました。自分がしてるバイトの関係で、ライブに参加する人達を見送ることはしても見送られる側になることは初めてだったのでちょっとソワソワしながらもぎりの方にチケットを渡す。譲っていただいたものの自分のお金で買ったチケットをもぎられるのも何気に初めてで更にソワソワ。初乗車、初連番、初もぎり……多分5歳児より1日に得る初めてが多かったと思う。


 座席はスタンド(これも初めて!)、色んな界隈の色んな人に囲まれて開演を待つのは結構楽しかった。界隈毎に服のジャンルもかなり幅があるし、ステージモニターに映る映像を見てるだけでも時間が過ぎるのが早い。貸していただいたペンライトを握る感触にドキドキしながら、ライブが始まるのを待ちました。


 そして遂に開演。初めて見るたくさんのグループの音楽やパフォーマンスに、今回の主目的である超特急が登場するまでの時間も差の付けようが無いくらいに楽しんでいました。なんせ何もかもが新鮮で、初めての感情ばかりだったので。次の出演者の呼び込みがモニターに映る度に、そのファンの方達の拍手が大きなホールに響き渡る度に、真夏のイベント、寒いはずが無い空間で、何度も何度も鳥肌が立ちました。人の心が動く瞬間を、何度も何度も肌で感じました。


 そして、遂に彼等の番がやってきます。


 モニターに超特急が映った瞬間の光景と感動は、500日経った今、不鮮明でありながらも私の中に印象強く残っています。


 薄暗いホールの中で、一斉に、ペンライトの光が灯りました。花畑のような、虹を反射した海のような、真夏の夜空に広がる大輪の花火のような。グループカラー1色に染まる光景もとても綺麗でしたが、自分の好きなをそれぞれが持っているからこそ生まれたその光景が、私にとってかなり衝撃的な光景でした。この日以降フェスやツアーに参加する度に、ペンライトの点く瞬間が楽しみになります。暗いホールの中で彼等への「好き」を光らせてライブに臨む8号車さんの思いが、大好きになったからです。


 初乗車はあっという間。格好良くて、楽しくて、幸せで、彼等のパフォーマンスが終わった後も残念という気持ちより楽しみきった満足感の方が大きくて、帰って眠りにつく時までずっと明るい気持ちでした。酒より煙草より絶対中毒性高い。こんな健全に摂取できるものないぞ……。


↑当時のツイート。語彙力が常より更に喪失して140字で伝え切れる情報がこれしか無かった。哀れ……


gr8est journey
 数日後、8号車の日がU-NEXTで生配信されるということでバイトを終わらせ帰路につく中リアタイ視聴。ウサギミックやサーカスの座員のような衣装に魅了されながら帰宅し、夕食中も視聴。真夏とは思えないモコモコ衣装にアイドルってすげー……と思いながら5人と迎える最後の8号車の日を先輩方と一緒に楽しませていただきました。

 そして、新しい彼等と出逢います。

 銀色の階段。赤いカーペットはなかったけど、超特急の10年間の軌跡を踏み締めながら降りてくる4人の新。決意を秘めた彼等の顔に静かに涙したことも覚えています。観客側である私がその一員になるだけでも勇気が必要でした。超特急の核である1桁号車の彼等と肩を並べることがどんなものであるのか、どれだけのプレッシャーの中にいるのか。感じることはできなくても、想像に難くない。それでも、超特急が目指す"先"へ一緒に駆け抜けたいと飛び込んできた彼等の言葉に、心に、歴の浅い私ですらどうにも制御出来ないほどに感情が動かされてしまいました。長く彼等と同じレールを走る8号車の方には、受け入れられなかった方もいたと聞きます。10年の軌跡を既に駆け抜けている彼等ですから、そういった方がいるのも当然でした。それでも、5人の覚悟に、4人の決意に、一緒にまだ先を見たいと彼等の傍にいることを決めた8号車の方達がいてくれたことに、私は心から感謝したいのです。貴方達がいなければ、彼等が進化しようと決めることはなかったと思うから。

 この日、私は後にのペンライトと共にチャコールのペンライトを振ることが確定します。超特急とは別の道で歩んでいた彼が、彼等と近い離別の境遇の後に、離れてしまった歌の道をもう一度タカシくんと歩みたい、彼の隣で。と話してくれた時。きっと彼の進む道は茨の道じゃ形容できないものになるんじゃないか。どうか、彼の決意がタカシくんと共に笑顔で昇華できるように応援したい。そう思ってから今まで、そしてこれからもチャコールのペンライトを振り続けています。もちろん、ブラウンになった彼も、ターコイズになった彼も、オレンジになった彼も。色んな道を歩んで超特急募に行き着いた彼等が、更に彩りのある未来へ進んでいってくれるんだと確信した時。私が彼等とすれ違ったり見かけたりしてきたのは、今日この日の為だったんだなと思います。

「gr8est journey」も、私が勇気付けられる曲のひとつになりました。

昨日よりも明日を見つめ続けていたい
素晴らしい景色がそこで待ってるから
出発点はもうとうの過去
次のステージへさあ向かおう

 出逢えなかった過去を悔いる時間はもう私には残されていません。私が出来るのは、これから更に加速していく彼等に置いていかれないように、必死について行くことだけです。彼等が進む素晴らしい景色へ向かって。彼等が私の前に止まってくれたあの日ですらもう1ヶ月前。5人の彼等から9人の彼等へ。新しい世界は、もうすぐそこでした。




オチ↓↓↓
↑知 っ て た
↑約 束 さ れ て い た 未 来
↑華 麗 な る 四 コ マ 漫 画
↑365 日 後 に 現 場 で 咽 び 泣 く 女
↑とりあえずなんか書いとけ

 ……異常以上です。
 色んな初乗車までの軌跡をブログからバリムシャァしてたけど、やっぱり一度気になると乗車までに余念がない。皆さん正気じゃなくなってて、とても良いと思います。皆違って皆狂気。(褒め言葉の最上級)


「好き」が変わった500日

 ここからは完全に隙(あらば)(分)(り)

 超特急に出逢ってから500日、色んなことが変わりました。身の回りのものには超特急のメンカラが増え、契約した動画配信サービスのサブスクは片手では収まらなくなり、収入も税金を考え出すほど増え、インドア派だった私の生活からは考えられないほどの充実したアクティブライフ。元々「おひとりさま」が多かったこともあって単番参戦から抜け出せてはいないものの、来年のSDDでは再乗車してくれた友人とは連番することが決まりました。


 私のオタクのスタートは漫画からでしたが、当時「二次オタ」「アニオタ」はまだ微妙に冷めた目で見られていた頃。ネタに昇華されてはいましたがチェックのシャツにジーパンリュックメガネetc.の陰キャの趣味=漫画アニメといった印象が周りからは強く、大手を振って「私は漫画が好きだ!アニメが好きだ!○○に出てる○○が好きだ!」と声に出すことはかなりハードルが高かったんです。


 それが理由なのか、はたまた元来の気質なのかは分かりませんが、私は最近まで自分の「好き」を声に出すことに躊躇がありました。趣味を恥ずかしいと思ったことはありませんし、オタクである自分が悪いとも思いません。ですが、周りから自分の好きな物が否定されたり揶揄われることが当然のように不快だったので、それならば口に出さない方がマシだと、当時は考えていました。


 ですがそれは、超特急に出逢ってから大きく変わります。超特急や超特急に関わる様々な人が、自分の「好き」に実直で、真摯だったからです。超特急を応援し続けるペンライトの海。超特急の未来の為に、8号車と目指す未来の為に、超特急募を決めた時の5人の言葉。10年の重みとこれからの超特急を、新メンバーとして背負うことを決めた4人の言葉。何より、私の興味本位のツイートに、嬉しそうに、楽しそうにリプライをくださった8号車の方達の言葉の端々から読み取れる彼等への「好き」が、とても真摯で、温かくて。

 「好き」に素直に生きる彼等の、貴方達の生き方が、羨ましくて、眩しくて。あんな風に生きてみたいなと、そう思いました。


 超特急と出逢って500日。私は毎日「好き」を何処かで表現するようになりました。8号車さんと彼等の好きを共有してみたり、家族と好きなものの話をしてみたり、自分の「好き」に対して、こうして長文を書いて、SNSに流してみたり。何年か前の私じゃあ想像もできない変わりっぷり。そんなに素直になれたんだね、と私自身びっくりしています。


 自分を変えることには、結構パワーが要ります。精神力というか、心の体力というか。特に、怠惰な日々を過ごしていた私のような人間ならば尚のこと。それでもこうして変われたのは、私の「好き」を大切にしてくれた超特急や8号車の皆さんのお陰であることは間違いありません。何度も何度でも言わせていただきます。本当にありがとうございます。




 そして、超特急に興味があるからとこちらを読んでいる方がいましたら、私からは、安心して乗車してくださいと伝えさせていただきます。古参が云々、新規は云々と色んな情報を知るとは思いますが、ルールを守っていれば何も怖いことはありません。分からないことは調べて、それでも分からなければ分かる8号車さんに聞いてみてください。誰かが手を差し伸べてくれます。助けてくれます。現に、私がそうでしたから。


 新しい世界への1歩を踏み出すためのきっかけに、このブログがなれたなら幸いです。


 以上、私の「好き」が変わった500日についてでした。



彼等を推すのは、「今」が最速!!

皆様の乗車を、お待ちしております!!