魔神バンダーです。

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 今回、早々と白眉、と言って良いのかどうか。
 ぼくにとってマボロシのソフビです。

 大滝製作所から販売されていたものをノスタルジックヒーローズ様が復刻したソフビです。オオタキ版は写真でしか見たことがありません。が、このノスヒロ版も非常に重厚(?)に作られています。大変硬質なソフビで、ズッシリしています。

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 ノスヒロ様の事ですから、入念なリサーチをされたのでしょう。噂では首のかんちゃくの長さしか違いがない、とも。
 当然、足裏の刻印はノスヒロマークがあります。

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 バストアップ。
 頭、顔、体からベルト部にかけて、中心線がズレているのがご覧になれますでしょうか、見事です。

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 首、上半身、肩、足の付け根に可動部、驚異の7パーツ(!)構成です。

 魔神バンダーについてはあまり情報がなく、再放送も中京地区のものを最後にまったくありません。

 ぼくより少し先輩方の作品で、とはいってもマグマ大使やウルトラマンより本放送は後になります。製作時期は重なるような。ギリな感じです。


 便利なもので、今はインターネットで何でも情報が手に入りますね。ぼくらの頃なんか、紙モノ一択でした。そんな状態でも殊バンダーに至っては極端に情報が少ないように思います。



 団地住まいでしたので、少し歳上のお兄さん達がたくさんいました。子供は背伸びするものです。
 お兄さん達にいろいろ教わりました。
 その中で見た、魔神バンダーの写真。確か、顔アップと全身?か飛び姿。どの雑誌、図鑑にどれだけの情報が載っていたのかも判然としません。
 怪獣怪人大図鑑だったのか冒険王だったのか。
強烈な印象があったのです。


 大人になってから、オオタキ魔神バンダーを探しました。ちょうど平成になる頃でしたか、東京に住んでいた頃です。もう充分に特撮は、潤沢にあったにもかかわらず、です。何故にバンダーを。

 かっこ良かったのです。ぼくには。茶色の体に赤い頭。
 映像のバンダーはもっと過激ですね。しかも途中からもっと酷、イヤ凄く。もっともしょっちゅう違う感がありましたが。


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 サイズ。マルサンのウルトラマン350と。

 今の若い方々にどう映るのか。

 バンダーは実生活ではまったく無名ですね。知っている、見ていた、という方に会ったことがありません。

 やはりマボロシだったのです。


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 今はこの手にあります。バンダーは存在したのか、といえば大袈裟な。

 謎は2つ。
 誰がデザインしたのか?ソフビの造型師は誰なのか?

 魔神ガロンの影響はありますね。ただ、この異様に長い腕。顔。ツノ。
 そして、誰がこのソフビを作ったのか?


 古玩具専門店で聞いたら、意外とあっさり、かも知れませんね。

 謎は謎のママがいいのかも。

 イヤハヤ、ロマンがあります。