最近の密かな趣味は
写経
般若心経257文字を2〜3時間かけて書くと、良い感じに疲れて眠れる。
最初はそれだけだったのだが、写経をしていると
自分の内面が文字に現れる
それに気付いてからは、何かあれば写経。時間があれば写経。 第一選択肢が寝るか写経
朝、快晴の空を見て「良い天気だから写経しよう」
と、 引きこもる言い訳 心のリフレッシュに取り組む。
写経は長丁場の作業なので、途中に休憩を挟むし、書いている途中には様々な思考が浮かんでは消える。
自分では気にしていなくとも、その思考は、ばっちり文字に現れてしまう。
線が太くなったり細くなったり
文字の大きさが変わったり
ぐらついたりズレたり
出来上がりを見て、愕然とすることも少なくない。
自分の内面を見る機会は普段なかなか無いし、普段だいたい情動に流されている。
かつ私は
「いつもポジティブ前進全力ダッシュ!」
というのは出来ない。
たまには休憩して、息を整える。
叶うならそのまま寝たい
そういう時間は必要だと思う。
今のところ、仏門に入る予定はないし、他人に「趣味は写経です」と言うとほぼ確実に変人扱いされるので表立って言える趣味ではないが、写経は自分の心のバロメーターであり、257項目に及ぶ通信簿。
今はまだ、 学生の時の成績と同じく (5段階評価で)2か3ばかりであるものの、焦らず慌てず、せめて及第点には達することを目指す。