膵臓がん ステージ4 肝転移 腹膜播種あり


4/2/2021


鎮静剤を開始するにあたり

何度も何度も悩み

何度も何度も考え

何度も何度も涙し

最終的にパパ本人の気持ちを

改めて確認し開始するに至りました


鎮静剤を使用すると死期が早まるであろう

徐々に意識が遠のき呼吸が浅くなっていくだろう

それでも本人の意思を尊重し鎮静剤を開始する

私は最後まで鎮静剤を使用するつもりは

ありませんでした

しかし

パパと沢山話をして気づいた事

パパが気づかせてくれた事

それは

緩和ケアとは生き抜くための医療なんだと

死んで行く姿を看るものではなく

生き抜く力を最期まで見届ける事なんだと

もう楽にしてくれと泣いたパパの後ろに

見えたのは それでも必死に立って自らの

足で歩いてトイレに行こうとした力

食べられなくなってもそれでも尚

メロンやイチゴのかき氷を食べようとした力

パパの本気で生きる姿を見た時

鎮静剤開始を受け入れる決断が出来ました



血圧が低下してるため 万が一の事を考え 

通常の半分の量から開始しました

様子を見ながら徐々に増やしたり減らしたり

調整しながら行っていきます


もし途中で気持ちが変わったら

いつでも停止出来ますから安心して下さい

先生はそうおっしゃった


パパ

今日も大好きなかき氷を

食べている🍧