膵臓がん ステージ4 肝転移 腹膜播種あり


2020年12月15日

関東の大学病院にて 

膵臓がんステージ4 肝臓転移を告知される

次男が医療ソーシャルワーカー

として働く地元の大学病院へ即入院

抗がん剤治療を始める


2021年2月23日 緊急入院

進行が非常に早く

抗がん剤が効いていない旨を伝えられる

今後全ての抗がん剤が効かない場合

余命1ヶ月〜3ヶ月と告げられる


その後 入退院を繰り返しながら

現在に至る

がん性腹膜炎の為 腹水が溜まり

抜いても尚 食欲がなく

ご飯が 食べられない状態

お水、お茶、かき氷、アイスクリーム

少しずつ 少しずつ 一口 二口

ご飯を 食べられなくなってから

まもなく 三週間

パパは見違えるほど 痩せてしまった

体力も衰え 歩く事すらままならない

それでも尚 

自分の事は自分でやろうと

努力している

私が手を出そうとすると

大丈夫や!

と笑顔を見せる


そんな

世界一優しくて カッコイイ

我が家のスーパー大黒柱

かーくん 55歳


全ての化学療法をやめる

今後 二度と行わない


パパが出した結論だ


沢山の涙あり 沢山の笑いあり

沢山の苦しみあり 沢山の安らぎあり

パパは自身で 決断したのだ


丸山ワクチン 一本で行く


パパが家にいてくれると安心感がある

子供達と楽しい時間を

笑顔で過ごすことが出来る

と同時に…

日に日に衰えていくパパ

目の当たりにしなくてはいけない現実

ほんまに これほどまでに

辛く切ないことがあるだろうか…

見たくないであろう姿を

目に焼き付けなければならない

現実を受け入れなくてはならない

そしてしっかりと 

受け止めなければならない

その責任が私にはある

覚悟がなければ 務まらない

はじめて味わったとてつもない悲しみ

心が追いついていかない 

私は強い強い人間だと自負していた

全てが私の自惚れであったと

今更ながら思い知らされる


深夜 お風呂の窓から

ふと 夜空を見上げると

光り輝く一粒のお星様


お母さん…


亡き母の 

暖かく優しい言葉が思い出される


『あなたなら出来る!あなたなら大丈夫!』


その瞬間 滞りなく流れ落ちる涙を

もはや 止めることは不可能だった


こんなにも泣いたのだから

涙なんて枯れ果ててしまうだろう

いや 枯れ果てるどころか 

涙は常に生産され 

身体いっぱいに充電され

今か今かと 出番を待っている


精神面での弱さをつくづく痛感した

涙腺発達しすぎとちゃうか!?

 

介護スタッフの皆様のお力をお借りして

精神面をビシバシ鍛え直します


これも私に与えられた使命や!

人生100年時代と言わる今

与えられた時間を

精一杯生きる事の大切さ

パパが私に教えてくれた


感謝しかあらへん

ほんまに ありがとう


パパがそう決めたなら

どこまでも どこまでも

ついていくで

何〜も 心配いらんでな