膵臓がん ステージ4 肝転移 腹膜播種あり


2020年12月15日

関東の大学病院にて 膵臓がんを告知されたパパ



S先生と呼ぼう



なんと!

S先生がパパに

会いに来た



パパの入院していた 地元の大学病院

全国区の 知名度がある病院だ

その病院に S先生の先輩医師が勤務されていた


パパと3日連続でラインをした後も

数回話をしているらしい


今度 そちらの病院に行く予定があるのですが

お見舞いに伺っても宜しいでしょうか?


かまへんでー😊


S先生は 後日 本当に訪れた


かーくんさんには 配慮にかけた告知をしてしまい

大変申し訳ありませんでした


なんや!そんなん言いに来たんか

かまへん かまへん


しかし

何でそんなん 言いに来たん?

突然電話くれたり 不思議やわ



実は…


私が告知をした12月15日

一緒にいた看護師が かーくんさんに診療後

説明をさせて頂きました

全ての説明が終わり病院を後にされた際

その看護師は一部お渡しする書類を忘れた為

かーくんさんを すぐに追いかけました

その時 かーくんさんは病院を出たところで

電話をされていました

大変失礼ながら 看護師は電話が終わるまで

待っている際 かーくんさんが泣いて

告知された事を恐らく奥様に

お話されているのを聞いてしまいました


看護師は その内容をすぐ私に伝えに来ました

ベテラン看護師で 院内では母親の様な方です



先生…

先生が告知された かーくんさん

泣いていましたよ

私は看護師として申し上げるべきではない事と

重々承知しておりますが

あの告知の仕方は大変失礼だと思います

もう少し患者様のお気持ちを考えて

頂くことは出来ませんか?



私は ハッとして我に返りました

仕事を淡々とこなすことが何よりも大切だと

毎日のように伝えなければならない告知

忙しさゆえの自身の傲慢さを改めて

思い知らされました

こんなにまで患者様を傷つけているとは

全く想像すらしていませんでした

本当に申し訳ございませんでした




何故 S先生は そこまでしてパパに

会いに来たのだろう

私は不思議で仕方がなかった

いくら母親のような看護師に言われたとしても

大学病院の先生が一個人の患者に対して

果たして本当に会いに来るのだろうか…

又何故会いに来たのだろうが…


謎・謎・謎


世の中って 本当に不思議なことが多い 

特にこの3ヶ月は 青天の霹靂

人生何が起こるか ほんまに分からない

だから面白いのかもしれない

普通の生活がこれほどまでに幸せだったとは

1日1日を 大切に生きる

やっと

理解できたような気がする

後ろには戻れない 前進のみ



S先生 有難うございます

パパはとても喜んでいました


本当に不思議なご縁に感謝です






でも やっぱり 謎!

今度 聞いてみよう