フードのお礼と、福島入り 52度目 飯舘村活動2/28.29。1日目 | 愛ちゃんのブログ

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原発事故後は、福島の残されたペットへの
給餌活動の記事、脱原発の記事をメインに書いていました
今は熱海での活動や、地元でのTNRについて記録を残しています

福島への活動の御支援をいただきまして、ありがとうございました!

今回は28.と29でレンタカーでの活動でした

ご支援ありがとうございました!


「キキママさん☆」

御支援託していただいた後にすぐお礼のメールいたしましたが、届いていたか心配していました


今回は、猫の不妊手術も行えましたので、即戦力となって使わせていただく事ができました。本当にありがとう!!


「yogathreeさん☆」

福島の為のご支援を、いつもありがとうございます!


メールでもお伝えしましたが、今回はTNRがひさびさに成功しました

産ませないことで減らす事が出来るTNRはとても効果的で、有効なご支援の使い道になりました、ありがとう!!


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2/28.29福島県飯舘村活動



私と言えば

会社廃業になってから、、相変わらず安定はしていない生活だが、色々な人や、出来事に出逢いながら、様々な活動や地元TNRなどに励んでいる。


いつも夜中に出て、ひたすら走り、朝、飯舘に到着する・・という7時間程かかる疲労で、彼にも苦労をかけている

今回は、資金面でも、なかなか出来ないが、新幹線とレンタカーで、少し身体を楽にしながらの活動にした




福島駅を降り、レンタカーを借りに、歩いていると、すぐ近くに、見つけた!!


先日、静岡でも、福島のドキュメンタリー映画「A2-BC」が放映され、関心高く、盛況であった


そこにも登場する、「ふくしま共同診療所。」

ここは、甲状腺エコー検査もしてくださる。

そして安定ヨウ素剤の処方なども行ってくださる、いわゆる、市民の味方である、「本物」の診療所である。

日曜も診療開始しているよう


泣き寝入りだけではなく、子供達はもちろん現地の方々には是非、ご自分の身体を知るためにも、訪問していただきたい。


レンタカーの為、現地におかせていただいているフードにプラスして、行きに大袋のフードの補充も行った


皆様から、福島の為に使ってくださいと、お預かりしている御支援や、商品券を、さっそく、使わせ頂く事ができ、非常に感謝している





今回は、餌やりだけでなく、春になり繁殖する前に猫の不妊手術(TNR活動)も、視野に入れていたのだが、


捕獲機も、ジュピターさんから現地でお借りしたり、病院も、今回は現地の病院に出すようになる為、術後のリターンも、hibiさんの協力を得るなど・・・様々、ご迷惑をおかけする形での活動になった


写真にあるように、上の小屋の隣で、茶の猫さんが、下を見下ろし・・下では長毛のグレー猫さんが、逃げようとしている


実は、ここは長毛の猫さんの家なのだ。

しかし、こうやって、未手術猫さんが、さまよいここに辿り着き、だんだん家の猫さんを追い払おうとしてしまう。


未手術猫さんが悪いのではない。人が居ない村なのだから、仕方がないのだ。


この茶の猫さんがTNR対象の猫さんだった。

しかしこれが、大苦戦となった。時間は限られている。

暗くなったら、即退散。






この日は、hibiさんの情報の、未手術猫さんを重点的に捕獲予定だった。

数箇所、対象のお宅を周り、猫さんを確認しながら、餌を与えた。


久々の訪問になった、犬も4匹、猫さんもいるお宅。

独立してハウスがある




車を入れたとたんに、猫さんが大きな声で鳴きながら、走り寄って来た

フードが残りわずかだった・・






時間をかけてあげたいところだったのだが、捕獲が苦戦で、初日はゆっくりしてあげられなかった





写真をみてわかるように、ここの犬たちは、とにかく元気がいい

おやつを差しだすだけで、こんな勢いだ




そして、ずいぶん静かなところに、犬がいるお宅がある

この日は、身体の芯からガチガチ震えるほど、キーンと冷えていた。


毎日毎日寂しいだろうな・・と、ホントに思う。


お互い寄り添えるほどの位置では無いが、隣同士、2匹でいる事が、せめて

1匹で過ごす飯舘の犬達よりは、救いなのかもしれない。


足をブルブル震わせながらも、喜んでおやつをねだってきた。








ボックスは唯一、猫達が餓死しない為の、アイテムである。


たくさんの餌やりボランティアさんたちが、必死の試行錯誤の上、完成された餌やりスペースである。


野生の被害を最低限に抑えた、「猫の為の餌場」である。


愛護動物にみだりに給餌もしくは給水をやめ、酷使し、またはその健康及び安全を保持することが困難な場所に拘束する事により衰弱させること・・・このようなことは虐待にあたり、皆さんご存知のように法律で罰せられる。


「餌を与える。そして与える飼い主が居ないから、置くこと。」

これは、人が住んでいないこの異例の被災地だからこそ、

やる事は当然であり、

だからこそ、自費でも身を削ってでも、皆、県外からも犬猫達の給餌の為だけに次々訪れるのだ



「餌場」を意図的に撤去させる事は、餓死を容認の上での動物愛護法第六章 罰則、第四十四条に値する。と私は思う。





周りながら餌を与えながら、手術の為の捕獲の状況を確認する。

この日は朝から、まったく入ってくださらなかった

しかしようやく、夕方、1匹。


長毛の猫さんを追い出そうとしていた子だ

こんなに、可愛らしい顔をしていた





あと1件、頼まれていたお宅に行くと、家の方がいらっしゃった

猫、野良だったけど、かわいそうで餌だけ与えている。そしたらそれが子を産み、どんどん殖えてしまったから、たくさんいる。


と、おっしゃった


捕まらないよ・・


と、おっしゃっていたので、とにかく今度から、福島へ来るたびに、少しずつでも、手術に出してゆきます。

と約束した


春になってしまうから急ぎたい。


そう話して1周周って帰ってくると、1匹入っていた。

どうやら女の子らしい。産まれる前にまず1匹食い止めた。

このお宅も、優しいがために、殖えてどうにもならなくなったよう


少しでも、殖やさないお手伝いをこれからもしていこうと思う。





最後もう1匹どうしても捕まえたい猫さんがいた。

この日最大の目的の、不妊手術対象猫さん宅。


長年、現地に残り、猫がかわいそうだ・・置いてゆけない!と、寄り付いた猫を含む7匹以上の面倒をみてくださっていたおばあ様


飯舘を出ることになったようだ、家の方にも了承を得てくださりhibiさんたちが、新しく餌ボックスも設置してくださった。

だからこのあたりの猫達は生きてゆける。


ここはもう、殖やしてはいけない

いままでおばあ様が面倒見てくださった分、これからは、1匹も殖やさないようにしてあげなければならない。


しかしこの日は、タイムリミットまで粘るも、失敗。

翌日に再捕獲を試みることにした。




1日目は、2匹の猫の病院への手術搬送を帰りに行った


私が福島にいる間に、術後まだ、リターンはしてはいけないと言う事で、hibiさんに、リターンをご協力していただくになった


この猫達の手術代は、皆様からの託していただいた御支援をhibiさんへお渡しさせていただいた


産まないことで食い止める大変意味のある活用をさせていただく事が出来、ご支援に本当に感謝であった


帰りがけ・・いつも姿を見るとホッとできる、「まつかわ君」に今月も出逢えた。

まつかわ君は、車の通りの激しい場所に住み着いている。また来月も逢えることを願う。


(2日目の活動につづく)