映画「A2-B-C」約束とおり観てきました | 愛ちゃんのブログ

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原発事故後は、福島の残されたペットへの
給餌活動の記事、脱原発の記事をメインに書いていました
今は熱海での活動や、地元でのTNRについて記録を残しています

告知したとおりに・・・映画「A2-B-C」観てきました!!


日曜日でしたので、この日は地元静岡でも、木下黄太氏の講演もあり新幹線で急いで戻り、原発からみの、はしごをしてきました


今回は、映画の感想をみなさんにお伝えします





東京、「ポレポレ東中野」

今日は「1日」サービスデーでした!!


それだけでないでしょうが・・・「A2-B-C」もう開演前から、外に並んで待っている人がたくさん!!関心の高さがうかがえます。


こういう映画館、初めてきました~

地下に1つのシアターがあり、1つ映画が終わると、次の映画を見る人が、入り口に並んで入れ替え・・という感じの映画館です



A2-B-C

この映画を福島の子供たちに捧げます

と、映画のエンドには、書かれていました


ほとんどが現地のお母さんと子供たちのインタビューで構成されている映画です


公式発表とは別に現地の事実があります・・・とチラシに書かれていた通り・・まずいきなり、突きつけられます


保育園児が、外で遊んでいました

「すきまに、ほうしゃのう、入ってるから、すべりだいすべらない」

と、マスクをした、数歳程度の子供の口から発せられるのです・・・


こんな日本になってしまった。



お母さんたちの口からも

「生命保険、福島にいると入らせてもらえないという噂も以前あった。」

「子供を作るのが怖い」

「ただちに影響はない。・・と言いますが、ただちにって何!?いつかは影響でるんでしょ?」


あるお母さんは、

「子供が、尋常じゃないほどの鼻血、頭を打ったほどの血。2度倒れた。白血球減少していたのに・・・向こうから、放射能とは関係ありませんよ。と、きいてもいないのに、勝手に言ってきた」


「除染1件数百万、瓦を拭くなら・・なぜ、瓦ごと交換してくれないんだ!全て除染会社に金がまわっているのでは?」


本当に私達には、雑誌でも、新聞でも、テレビでも知らせてくれない、つらい想いを現地の方は、させられていました


こういう見えない苦悩が次々に出てくるのです





A1、A2・・・??

こんな言葉が、福島の子供たちの口から飛び交います


保育園の子供のリュックには、「ガラスバッチ」というものがつけられています。

保育園のこの子の口からは・・「ほうしゃのうを、はかるやつ~」・・・

こんな事を、言わなければならない世の中。

なにもわからない、数歳の子供が・・・。


しかも、このガラスバッチ、おかあさんの話では、セシウムしかはかれないし、自然放射能の数値を引いた数値で表示される・・??、なぜ引くのか??


疑問だらけで、隠しごとばかりで、信じられないと言っていました



小学生位の子が、「ぼくは、A2だった!!」「ぼくも、A2だった」と、言っていました・・・

何だと思いますか?



A1判定は、のう胞なし。

A2判定は、のう胞あり。


こういう言葉が当たり前のように子供たちの中で交わされています

こんなこと、世間では、知らされていません


印象的な言葉がありました


小学生の子です

「将来は、放射能がなくて、子供が外で遊べる。自然がある世界にしたい。それを僕たちが、変えていかないと、ならない・・・」


ため息がでます

なぜこんなことを、背負わせないとならないのですか?

小学生ですよ。

原発が放射能が、壊したのをまだ気づかないのか、狂った日本。




母親さんは泣いていました

「怒る事に、恐怖を感じます」


椎名さんは泣きながら言いました

「怒っていいんです。きちっと怒りましょう。きれいごとじゃ生きられないんです!!」



そして、この言葉が、さらに私は印象的でした

「私たちは、県外や、世界に守ってもらわないと・・・」



政府や、県は、1人1人の福島県民の方をもっと大事に守ってあげるべき。

県民は加害者ではない

被害者なのです!



この映画は、特に、原発を抱える県の方には特に観てもらいたいと思いました。

安全だという保証なんて無いのです

真剣に、原発の怖さもう一度思い出してください


そして観るべき映画として私はお勧めします。


(ジャーナリスト木下黄太氏の講演会は次回につづく)