1日中
阪神大震災の
ことを
考えていた
わたくしは
あの朝
本棚の
下敷きに
なって
これは
やがて
天井も
落ちてきて
いよいよ
死ぬんだな
と
思って
とても
怖かった
あの凄まじい
揺れは
ものすごく
長く感じたけれど
わずか
40秒
だったらしい
でも
40秒だから
助かったけれど
あのまま
あと
数分
揺れ続けたら
確実に
死んでいたと思う
わたくしは
時々
ほんとうに
あの時
揺れが収まって
助かったのか
それとも
本当は
あのあと
やはり
助かっていなくて
今の自分は
生きていなくて
死ぬ前に見た夢を
ずっと
見続けているのか
生きたかったから
永遠に
見つづけている夢ではないか
とか
思うよ
あの恐怖の日を
思い出すと
怖くて
朝から
号泣したけれど
やっぱし
あの
死ぬかもしれないと
思った
日を
忘れずに
命を大切に
生きていかないと
いかない