♫おしまれながら死んでいく
英雄にあこがれ♫
(子供の頃から大好きなブルーハーツ『英雄にあこがれて』)
全国の競輪ファン、愛知支部サポーター、たくさんの人に惜しまれながら「Ｓ級で引退」なんて、願ってもなかなか叶うものではありません。
このあざといダブルピースを見られるのも、今日が最後
SNSや報道を通じて皆様ご存知でしょう
本日の名古屋F1Ｓ級決勝レースをもって、
林 巨人
15年の現役生活にピリオドを打ちます。
彼がまだ競輪選手を目指すアマチュアだった頃、一宮競輪場の選手道場横のせま〜い給湯室が彼の居場所でした。
こんな小さな体でプロの競輪選手になれるわけないよな…
そう思ったのはワタシだけではないはず
なんとかプロデビューした後も、彼といっしょに練習する度に、こんな小さな体でＳ級なんて上がれるわけないよな…
そう思ったのはワタシだけではないはず
なんとかＳ級に上がった後も、こんな小さな体でG1戦線で闘うのは難しいよな…
そう思ったのはワタシだけではないはず
大変失礼いたしました…🙇
三重県の坂口晃輔と共に彼が競輪界に起こしたムーブメントは、体のハンデを苦にする小兵レーサーたちに大きな希望と勇気をもたらした事でしょう。
ワタクシ個人の本音を言えば、もったいない…
近年、全盛期ほどの脚力ではなくなったものの、今までワタシの予想を「いい意味」で見事に裏切り続けてくれた彼ならば、いつの間にかG1戦線へ返り咲いてくれるであろうと期待していたのですが…
名古屋開催の前検日前日、彼からもらった電話により、この3日間は非常にモヤモヤしながら過ごしておりました
今開催をもって選手は引退する彼ですが、「もったいない…」と悔やむワタシをよそに、数年後には親父さんから受け継いだ家業の世界でも立派に成功を納めてくれることを大いに期待して、彼の最後の勇姿を目に焼きつけたいと思います。
今の皿屋の自力はワタシより遥かに強いです。
引退優勝なんてカッコよすぎですが
前検日前日に交わした約束通り、吉田の番手だと思って最後のレースを先頭でゴールし、見事に有終を飾ってもらいましょう！
がんばれナオ！