できものがお腹の右下あたりにできていた。
オロナインを塗っていたのだけど、だんだんひどく痛くなってきて
絆創膏なども貼っていた。
それでも痛くて仕方ないので今日病院へ行った。
今日の外科の先生は院長先生で
もう80歳はゆうに越えてそうな年の先生だ。
「できものが破裂して、その穴からばい菌とか入って
こんどはもっと下のほうが化膿しているね。」
そんな診断だった。
「切って汚いものを出さないとね。」
そんなことを言ったかと思ったら
麻酔もなしに切られた。
それから何かで傷の中を掻き出すようなことをされた。
ものすごい痛みだった。
「うわぁぁ」って声が出てしまうくらい。
激痛に耐えながら
「昔は戦争帰りのこんな先生がいたなぁ。」
とか、なんか思い出した。
すごい痛みだったけどなんとか耐えたら、
「明日も来れるか?」
と聞かれて
「明日は仕事で来れないです。」
そう答えたら、
「それじゃあ今日もうちょっと出しておかないといけないな。」
そう言ってまた傷の中をほじられた。
最初の時より痛かった。
傷の中を何かでかき回されたり
何か肉に刺さってくるのがわかった。
「耐えてやる」
とか思っていたけどしまいに
「もうっちょっと待ってください」
と言ってしまったけど、
言い終わらないうちに終わった。
まだ大学生のころ、戦争帰りの先生に
「なんだこれくらい!男だろう!」
そんなことを言われたのを思い出してしまった。
その時は足の膝の靭帯が切れていて
診察台からあまりの痛さに転げ落ちた。
診察結果は
「即入院だ。」と言われてそのまま病室へ行かされた。
今日もその時くらい痛かった。
さすがに明後日行ったらまた同じことをされるとたまらないので
すぐにリーダーに電話して
明日仕事を途中で抜けて病院へ行けるようにさせてもらった。
明日なら診察だけで済みそうだし、明後日悪化していたら
たまらない。
激痛だったけど、帰って寝たらあまり痛くなかった。
痛み止めの薬を飲んでいるからかも。
あと抗生物質とお腹の薬ももらって飲んでいる。
痛み止めも結構きつい薬なのだろうな。
診察の後待合室で薬と支払いのため待っていたけど
まわりの人や事務の人などから心配そうに見られていた。
なんか少しびっくりしていたようだ。
かなり大きな声を出していたのだろうな。
脛を思いきりぶつけたとかの痛さなどとか比べ物にならないくらい
激痛だったから仕方ない。
明日は洗浄の仕事して夜は閉館作業だ。
今日と明後日はゆっくり休もう。
麻酔なしでこんなことされていたと思う。
でも、中までほじられたからなもっと痛かった。