【疑問】 三菱東京UFJ銀行とは
最近、こんな電話がかかってきました。
外出している先輩からでした。
「IKEくん、合併した銀行って、東京三菱だっけ? 三菱東京だっけ?」
とっさにどっちかわかりませんでした。
ようやく、「あ、三菱東京UFJですよ」と答えます。
「ありがとね。じゃあ」 ・・・ぷち
え? 先輩、それだけ?
確定申告で残高証明書をいただいたとき、お客さんから、
「IKEさん、MUFGって何の略かね」と聞かれました。
「え~っと、Mだから三菱・・・んん?」よく分かりません。
後で調べたら「三菱UFJフィナンシャルグループ」の頭文字でした。
あれ? 「東京」はどこ行ったの
グループ傘下の会社をみると、
三菱UFJ信託銀行、三菱UFJ証券、三菱UFJ投信・・・東京がありませんね
ある日、「え?東京が先でしょ」という人に出会いました。
英語では、「Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ」というようだ。
もうなんでもいいよ~ とりあえず、舌かんだし・・・。
【資産】 預金⑤ 納税準備預金
実務で初めてであったのがこの納税準備預金です。
その名のとおり、「税金を納めるために準備しておく預金」です。
そのままですね・・・。普通預金よりは利率も少しいいですし、
源泉所得税も非課税になっています。
ただし、もちろん「納税のためだけ」であって、目的外で使った
場合は、使った日が属する計算期間の利息は源泉所得税(国税
15%+地方税5%)が課税されます。
利率も、その金融機関の普通預金の利率で計算されるようです。
【月次処理のポイント】
・税金が支払うべきときにきちんと支払われているか、
口座の残高がよいかなどを確認する。
・しかしもっと重要なのは、「来月どんな税金をいくら払うか」を
お知らせすることですよ。
【決算時のポイント】
・個人は所得税の予定納税がきちんと支払われているか確認。
・月次ではあまり動かなくて見ない場合は、事前に記帳をお願いして
コピーをもらう。
P.S.
【姿勢】 数字屋さんじゃないだろ
2月16日から確定申告がはじまりました。
正確に言うと、「申告」できるのが16日からで、申告書はそれまでに
つくることも可能です。もちろん会計事務所では、1月の年末調整と
法定調書の作成が終わったら、確定申告に入ります。
実はまさに今がピークです。
さて、朝礼で上司が「俺たちは数字屋さんじゃないぞ」と言いました。
何件も確定申告を抱えていると、お客様に対する配慮が欠けてきます。
「これはどうなってるんでしょう」と電話をかけるなり質問して、
「え?そんなこといきなり言われても、手元に何もないし・・・」となって
しまいます。
【具体的に】
① いきなり本題から入るのではなく、前回訪問時の話などを先にふる。
「あれ、どうなりましたか? ・・・あ、本当ですか。よかったですね」
>唐突な話は、相手にとって戸惑うばかりです
② 2月がお客様にとってどういう時期が考える。
「いやぁ、風邪が流行しててお忙しいところすみません。質問をFAX
にまとめましたので、またお願いします」
>内科や小児科はインフルエンザとかでほんとに大変なんですよ
③ 要件は相手の不安や不満を解決しつつ本題へ。
「○○様が気になっている税金の計算を早くしたいものですから・・・」
>相手にとってメリットがあると感じさせることも大切ですね
P.S.
【資料】 残高証明書
法人の決算にしても、個人の確定申告にしても、預金・借入金
の残高証明書で必ず残高を確認しましょう。
売上や仕入、経費はほとんどがこの預金を通過します。
あるいは、借入金がいくら残っているかも確認できます。
この数字が固まらないと、ほかに移れません。
金融機関によって名前は異なる残高証明書、私の事務所では
「残証(ざんしょう)」と呼んでます。
個人の確定申告だと、チェックするために通帳のコピーとかで
代用するのですが、法人の決算の場合は、ほぼ残高証明書を
現金及び預金の内訳書に添付しています(これも義務では
ないので、会計事務所によってまちまちかもしれませんが)。
残高証明書には、
① 銀行名、支店名
② 預金の種類(あれば口座番号も)
③ その預金の○月○日時点での残高
が書いてあります。
取り寄せるよりも、必要なものですので、
定期的に決算後にくるようにお客様にお願いをしてもらっています。
でも、有料なんですよね~。
例)三菱東京UFJ銀行の場合
残高証明書発行手数料 定期発行 1通 525円
都度発行 1通 735円
侮(あなど)りがたし。。。
P.S.
残高証明書を見て、「あれ?こんな口座ありましたっけ?」と
発見することも。管理上重要ですよ。
そこはかとなく進化してますよ。≫≫【資産】 預金④ 定期預金
まとまったお金をしばらく引き出さないでおくのであれば、
利息が普通預金より多くつく定期預金に預けることでしょう。
定期預金とは、満期日を決めて、まとまった金額を預ける預金です。
途中で解約しないことを条件に利率が高めに設定されています。
銀行ごとにいろいろ名前や中身が違いますが、
よく出てくる預金の1つです。
【月次処理のポイント】
① ほとんど動きがないので、3~6ヶ月に1回くらい確認。
【決算時のポイント】
① いつの間にか利息がついていて、残高が帳簿と一致しない。
必ず通帳で確認するかコピーをもらう。
② 利息は必ず源泉(国税・地方税)分を租税公課に計上する。
P.S.
油断していると、決算で痛い目にあいますよ
【資産】 預金③ 当座預金
サラリーマンで「当座預金」をもっている方がいらっしゃったら、
びっくりです。これは会社や個人事業者の方が小切手や手形を使う
ために使う特別な預金だからです。
さて、実務上重要なことが2つあります。
これは簿記をやっているときはまったく知らなくて、「え~っ?」と
恥ずかしい思いをしました・・・。
【当座預金のポイント!】
① 当座預金は「利息がつかない預金」です(法律で禁止)。
会社や個人事業者が手形や小切手を使うための預金だからです。
② 当座預金は一般的には「通帳がない預金」です。
その代わりに、銀行から毎月「当座勘定照合表(銀行により名称が
異なる)」が送られてきます。じゃあどうやってお金をおろしたりする
の?そこで使うのが「小切手」です。
う~ん。先輩からそれを指摘されてようやく当座預金ってなんなのか
わかりました。「当座預金の通帳どこですか?」って聞いてましたから。
注)ないことはないんですけどね。当座入金用とかありますから。
【月次処理のポイント】
① 帳簿と当座勘定照合表の残高が合っているか。
② 手形や小切手の出入金は問題ないか。
③ 当座預金出納帳で残高が十分にあるか。
④ 不明なものは小切手の耳を見ろ!
【決算時のポイント】
① 残高証明書と残高が合っているか。
② 未達取引があるときは、銀行残高調整表で原因を明らかにする。
P.S.
【資産】 預金② 普通預金
皆さんがもっている口座は、おそらく普通預金です。
自由にお金を引き出したり預けたりすることができます。
お給料をもらったり、電気代や電話代が引き落とされたり、
あるいは、昼に銀行のATMに並んで振込みをしたりするのも、
たいていはこの普通預金です。
簡単に預金口座は開設できますが、利息は本当にスズメの涙
ちょびっとしかつきません。油断して深夜にお金をATMで引き
出したときの手数料105円ですぐ吹き飛んでしまいます
最近はコンビニに手数料0円のATMができたりと
変わりつつありますが。はてさて。
【月次処理のポイント】
① 通帳や預金出納帳と帳簿の残高があっているか。
② 大きな入出金をともなう取引はないか。
【決算時のポイント】
① 受取利息に源泉(国税15%・地方税5%)分を上乗せする。
② 帳簿の残高と残高証明書で一致しているか。
P.S.
普通預金の残高が合ってないと、話にならないです
【資産】 預金①
お金はよく、血液に例えられますよね。
血の巡りが悪くなると、人間も会社も状態は悪化していきます。
いろんな勘定科目がありますが、お金に関する勘定科目がないところ
はほとんどありません(ないとはいいませんが)。
郵便局や銀行に口座を持っていない方を探すほうが難しいです。
会社も、通帳がないところを探すのはまず無理でしょう。
収入も支出も、ほとんどがこの勘定科目を通ります。
まずはよく出てくる種類だけ並べてみましょう。
① 普通預金
② 当座預金
③ 定期預金
④ 定期積金
⑤ 納税準備預金
ほかにも別段預金や通知預金などいろいろありますが、
今回はこの5つに絞ってご説明します。
P.S.
【資産】 流動資産の部
まずは流動資産の2つの本質を見てみましょう。
【流動資産の本質①】
すぐに換金できる資産がどれだけあるか。
現金に始まり、預金、受取手形、売掛金、未収入金などが換金性の
高い順に並んでいますね。また、棚卸資産や(売買目的)有価証券も
並びます。1年以内に現金化できるものです。
【流動資産の本質②】
一時的に資産となっているものがどれだけあるか。
前払費用や仮払金、立替金、前渡金などなど、本来は別の科目にな
るはずのものが、その性質から、一時的に流動資産の部にあったりし
ます。これらはたいてい、1年以内に「あるべき姿」に変わります。
P.S.
流動資産ってよく動くんですよね~。