こんちゃですぅ〜
㋜㋜㋜
- キャスト
- 岩下志麻/緒形拳/岩瀬浩規/吉沢美幸/石井旬/鈴木瑞穂/蟹江敬三/加藤嘉/浜村純/大滝秀治/田中邦衛/大竹しのぶ/小川真由美
- スタッフ
- 監督:野村芳太郎
- 再生時間
- 01:50:22
- 配信期間
- 〜
松本清張さんの
初期の傑作短編小説、『鬼畜』 が原作
この作品は
TVドラマでもリメイクされています
2002年版
主演:ビートたけしさん
2017年版
主演:玉木宏さん
2017年版もネタバレありで以前にブログを書いています
よければそちらも見てください
(その2まで続きます)
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ビートたけしさん主演のドラマ版は見視聴ですが
玉木宏さん主演のドラマ版と
どうしても比較してしまいます
もともとが短編小説だったものに対して
どれも
それぞれのアレンジが施されていると思いますが
やはり
この映画版が一番だと個人的には感じました
もう圧倒されました
主役である宗吉(緒形拳さん)をはじめ
皆さん素晴らしい演技です
ただ
自分だけかもしれませんが
利一のセリフがどうも棒読みっぽく感じるのが気になりました
宗吉の女房お梅(岩下志麻さん)が
こぉ~いう雰囲気の作品は
あまり無いなぁ~ |
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1時間50分と少し長いですが
見て損はない作品だと思います
お勧めです
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小さな印刷屋の
主人・宗吉(緒形拳さん)は
強気の女房お梅(岩下志麻さん)に隠れ
料理屋の女中・菊代(小川真由美さん)を
妾として囲い
7年の間に3人の子供を産ませていた
利一(岩瀬浩規さん)
良子(吉沢美幸さん) 庄二(石井旬さん)
しかし宗吉の印刷屋は火事で設備の大半を失い
再建しようにも得意先の大半を大手の印刷会社に奪われ
融資の都合もつかず火の車
菊代に月々の生活費も渡せなくなっていた
生活に窮し業を煮やした菊代は3人の子を連れ
印刷屋に乗り込んできた
愛人と隠し子の存在を知ったお梅は激怒し
子供たちの前で菊代と宗吉を攻め立てる
「あんたの子だって?
似てないよ!」
そして
菊代は印刷屋に子供たちを置き去りにして
姿を消した
父として
なんとか子供たちを家に置いてやりたいと思う宗吉だったが
はなから「他人様の子供」など育てる気の無いお梅は
「言っとくけどね
あたしは他人が生んだ子の面倒なんて
金輪際みませんからね」
そして
子供たちに鬼のようにつらく当たる
それは
まさに虐待そのものだった
ついに
強気の女房お梅の育児放棄の末
次男・庄二が
衰弱死する
なおも
お梅は残りの子供も処分するようにせまり
追いつめられた気弱な宗吉は
良子を東京タワーに連れて行き
置き去りにする
青酸カリ
「どぉ~すんだよ あの子」
「何とか俺が」
さらに長男・利一をも毒殺しようとするものの
果たせず
2人で涙に暮れる
それでもお梅は譲らず
宗吉は息子を連れ
東海道新幹線に乗った
それは利一の死に場所を探すための
あてのない旅だった
やがて能登半島にたどり着き
日本海を臨む岸壁で
宗吉は
利一を
崖下に突き落とす
利一は
漁師に助けられ命をとり止めたが
刑事達に事情を聞かれても
黙秘を貫くのだった
しかし利一の持ち物から足が付き
(石版印刷に使用する石材のかけら)
川越の印刷所に能登の警察が来訪
宗吉は殺人未遂の容疑で警察に拘束される
刑事に付き添われ
宗吉は北陸の警察を訪れる
婦警に付き添われ利一が連れてこられる
自身を崖から突き落とした父を目のあたりにしても
「あの人 知ってるよな
坊やのお父さんだな?」
「違うよぉ
父ちゃんじゃないよぉ
知らない人」
「よその人
父ちゃんじゃないよぉ」
利一は
涙を堪えながら何度も否定する
「勘弁してくれ
利一」
そんな利一にすがりつき
宗吉は号泣するのだった