映画:鬼畜 ネタバレあり | にゃんのブログ...

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2015/08/17 より始めました。

(冷やし中華 終わりました)

こんちゃですぅ〜 

 

㋜㋜㋜

 

鬼畜

 

鬼畜 (1978)

 


(GYAO!より)

キャスト
岩下志麻/緒形拳/岩瀬浩規/吉沢美幸/石井旬/鈴木瑞穂/蟹江敬三/加藤嘉/浜村純/大滝秀治/田中邦衛/大竹しのぶ/小川真由美
スタッフ
監督:野村芳太郎
再生時間
01:50:22
配信期間
 〜 
 

 

◢◤◢◤◢ 鬼畜 ◤◢◤◢◤ 1978

 


 
今日は何見る?
 


  
今日は、「鬼畜」
 
 
 

原作者松本清張が、

知り合いの検事から聞いた事実をもとに書き下ろした傑作短編

 

清張が実話をもとに1957年に執筆した作品で

善良な人間の心に悪魔が生まれる瞬間と親子の絆を描いた作品

​​​​​​
 

 

松本清張さんの

初期の傑作短編小説、『鬼畜』 が原作

 

 

この作品は

TVドラマでもリメイクされています

 

2002年版

主演:ビートたけしさん

 

2017年版

主演:玉木宏さん

 

2017年版もネタバレありで以前にブログを書いています

よければそちらも見てください

(その2まで続きます)

 

 

 

 

 

やはり

すごい作品



 

ビートたけしさん主演のドラマ版は見視聴ですが

玉木宏さん主演のドラマ版と

どうしても比較してしまいます

 

 

もともとが短編小説だったものに対して

どれも

それぞれのアレンジが施されていると思いますが

 

やはり

この映画版が一番だと個人的には感じました

 

もう圧倒されました

 

 

主役である宗吉(緒形拳さん)をはじめ

 

皆さん素晴らしい演技です

 

 

ただ

自分だけかもしれませんが

利一のセリフがどうも棒読みっぽく感じるのが気になりました

 

 

 

宗吉の女房お梅(岩下志麻さん)が

 
子供に対するのは
まさに虐待そのもの
 

今では

このようなシーンは無理だろうなぁ~




 
とくにこのシーンは目をそむけたくなる程でした
 
 
田中邦衛さんもちょい役で出演しています
 
 
 
最近の日本の映画は
 
こぉ~いう雰囲気作品
あまり無いなぁ~

 

 

とちょっと思いました
 
 

 

1時間50分と少し長いですが
見て損はない作品だと思います
 
お勧めです

 

 

 

 主な登場人物 
 宗吉
 (緒形拳さん)

 印刷屋の主人
 

 

 お梅
 (岩下志麻さん)

 宗吉の妻
 
 
 菊代
 (小川真由美さん)

 宗吉の愛人
 

 

 利一
 (岩瀬浩規さん)

 菊代の長男
 良子
 (吉沢美幸さん)

 菊代の長女
 
 庄二
 (石井旬さん)

 菊代の次男
 

 

 阿久津
 (蟹江敬三さん)

 宗吉の印刷所で働く印刷工
 
 
 
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◢◤◢◤◢ 鬼畜 ◤◢◤◢◤         
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◢◤◢◤◢ GYAO! Wikipedia の あらすじに 追加改変 ◤◢◤◢◤

ネタバレありです

 

原作者松本清張が
32年に知り合いの検事から聞いた事実をもとに書き下ろした傑作短編
 

 

 

 

 

 

 

小さな印刷屋の

 

主人・宗吉(緒形拳さん)は

 

強気の女房お梅(岩下志麻さん)に隠れ

 

 

料理屋の女中・菊代(小川真由美さん)を

 

妾として囲い

 

 

7年の間に3人の子供を産ませていた

 

利一(岩瀬浩規さん)

 

良子(吉沢美幸さん) 庄二(石井旬さん)

 

 

しかし宗吉の印刷屋は火事で設備の大半を失い

 

再建しようにも得意先の大半を大手の印刷会社に奪われ

 

融資の都合もつかず火の車

 

 

菊代に月々の生活費も渡せなくなっていた

 

 

生活に窮し業を煮やした菊代は3人の子を連れ

 

印刷屋に乗り込んできた

 

 

 

愛人と隠し子の存在を知ったお梅は激怒

 

子供たちの前で菊代と宗吉を攻め立てる

 

 

 

「あんたの子だって?

 似てないよ!」

 

 

そして

 

菊代は印刷屋に子供たちを置き去りにして

 

 

姿した

 

 

父として

なんとか子供たちを家に置いてやりたいと思う宗吉だったが

 

はなから「他人様の子供」など育てる気の無いお梅は

「言っとくけどね

 あたしは他人が生んだ子の面倒なんて

 金輪際みませんからね」

 

 

そして

 

子供たちに鬼のようにつらく当たる

 

それは

 

まさに虐待そのものだった

 

 

 

ついに

 

強気の女房お梅育児放棄の末

 

次男・庄二

 

衰弱死する

 

 

 

 

 

 

なおも

お梅は残りの子供処分するようにせまり

追いつめられた気弱な宗吉は

 

良子を東京タワーに連れて行き

 

 

置き去りにする

 

 

 

 

青酸カリ

 

 

「どぉ~すんだよ あの子」

 

「何とか俺が」

 

 

 

さらに長男・利一をも毒殺しようとするものの

 

果たせず

 

2人で涙に暮れる

 

 

 

それでもお梅は譲らず

 

宗吉は息子を連れ

 

東海道新幹線に乗った

 

 

それは利一場所を探すための

 

あてのないだった

 

 

 

 

あらすじの

 

ここまで
約80分です
 
 
 
切っても切れない親子を描く
 

 

 

 

 

やがて能登半島にたどり着き

 

日本海を臨む岸壁で

 

 

 

 

宗吉は


利一を

 

 

崖下にとす

 

 

 

利一は

 

漁師に助けられをとり止めた

 

 

刑事達に事情を聞かれても

 

黙秘貫くのだった

 

 

しかし利一の持ち物から足が付き

(石版印刷に使用する石材のかけら)

 

 

川越の印刷所に能登の警察が来訪

 

宗吉は殺人未遂の容疑で警察に拘束される

 

刑事に付き添われ

宗吉は北陸の警察を訪れる

 

 

婦警に付き添われ利一が連れてこられる

 

 

自身を崖から突き落とした父を目のあたりにしても

 

「あの人 知ってるよな

 坊やのお父さんだな?」

 

「違うよぉ

 父ちゃんじゃないよぉ

 知らない人」

 

 

 

「よその人

 父ちゃんじゃないよぉ」

 

利一は

涙を堪えながら何度否定する

 

「勘弁してくれ

 利一」

 

そんな利一にすがりつき

 

宗吉は号泣するのだった

 


 

その後利一は
 
施設に引き取られることになった

 

 

 
 
 
参考になれば...
Wikipediaよりエピソード 1部抜粋
 
映画のラストで
利一が宗吉を「父ちゃんなんかじゃないやい!」と否定するシーンは
観客によって解釈が分かれることが多い
 
「父親をかばった」とする意見と
「父親を拒絶した」という意見である
 
脚本の井手雅人の意図は明確である
幼少時に尺八奏者である父・菊次が芸妓と出奔、伯父夫婦に引き取られた経験がある井手は
利一に過去の自分を重ねて
自分を捨てた父親への恨みと拒絶を表したものとしてこの台詞を書いたのだった
 
ところがそれではあまりに救いがないと判断した野村は
利一が父親をかばっているのだと解釈する刑事たちの台詞を加えて
どちらとも取れる演出を施した
 
この脚本からの改変について
井手は終生「違うんだなあ」と愚痴をこぼしていたという
 
 

 

それではまたなのらぁ〜