ナスキーくんが旅だって、半年。
今も私のまわりは、ナスキーくんの話をしてくれる人が何人もいるんだな。
本当にいい子だったなぁ…

さてさて、前の記事の続き。


ナスキーくんの葬儀&火葬から帰って来て、ぐったりと横になっていたら、
母のお友達がお焼香(?? お線香は置いてなかったや)に来てくれたんだ。
自分の家族のように、ナスキーくんに涙してくれて、
ナスキーくんとの出会いから語ってくださってね。

その母のお友達は前住んでいた同じマンションに住んでいる方でね、
その方も犬をかってらっしゃる。
一階のエレベーター前でナスキーくんと母が待っていたら、
その母友が偶然いて、オイデオイデと手をひろげたら、
ナスキーくんは母友に抱きついて尻尾ふりまくったのが出会いで、
なんて優しい顔をしたワンちゃんでしょう!と、感激したそうで。
ナスキーくんがきっかけで、うちの家族と知り合ってお友達になったんだ。

そのマンションはペット可で入居したけれど、
犬嫌いな人が数人いて、大きな犬が嫌がらせの標的になってしまったんだ。
ナスキーくんは2番目くらいに大きかったのかな。
一番大きいワンちゃんが亡くなってしまって、その標的がナスキーくんにしぼられて、
うちの家が嫌がらせされる事に。
(その嫌がらせする人は犬が嫌いで近寄れないから、ナスキーくんには嫌がらせは出来なかった)
それを、母友が自分のことのように怒って悔しがってくれたんだけど、
その様子をナスキーくんが見ていて、すごく悲しそうな顔をして、

「あっ、この子は話を聞いている、すごく悲しそうな顔をしている、
この子の前ではこんな話しちゃいけない…」

と、思ったそう。
母友はそんなことを語ってくれますた。

ナスキーくんは人の話や表情を本当によく見てる子。

マンションの嫌がらせは、私の精神面やナスキーくんも落ち着かないのと、
そんなおかしな嫌がらせをするような人がいる所で暮らしたくなかったので、
マンションから今の一軒家で引っ越ししたんだ。
(うちの家族が引っ越した後もまた別の所に嫌がらせをしている様子)



ナスキーくんが旅立った翌日、
ナスキーくんの彼女の柴ワンコのチビちゃんが飼い主さんが、うちを訪ねてきてくれたんだ。
チビちゃんも連れて来てくれたんだ。
チビちゃんがうちにきたのは初めてだったんだ。
いつもナスキーくんがチビちゃんのお家に寄ってデートしてたからね。

「本当に優しいお顔のワンちゃんでしたね、チビも仲良くしてくれて。
寂しいねぇ、寂しいねぇ」

チビちゃんにナスキーくんの骨壺を近づけたら、お鼻でクンクンしてくれて。
最期に会えなかったのは残念だったけど、こうやってわざわざチビちゃんが家まできてくれて
ナスキーくん、モテモテじゃないかーー!
まったく、晩年に彼女つくるなんて、色男犬だわ。

チビちゃんのお家の前は、今もミルヒーくんとお散歩で通るんだけど、
ミルヒーくんとチビちゃんがクンカクンカしたあと、
チビちゃんは「あれ?」って仕草をするんだ。
ナスキーくん、いないの?って探してるかのように。

飼い主さんも未だに、ミルヒーくんに

「おちびちゃん、一人になって寂しいねぇ、寂しいねぇ、
お兄ちゃん(ナスキーくん)は本当に優しいわんちゃんだったねぇ」

って話しかけてくれるんだ。


本当に人にも犬にも好かれてたナスキーくん。

小犬が産まれたからもらってくれ、と父の知り合いに言われて、
父と兄がもらいにいった時に、6匹中一番最初にピョンピョンと近寄ってきたのが
ナスキーくん。
うちの家族を選んでくれて、ありがとね。


ナスキーくんのお骨、
私はずっと骨壺のまま近くに、いつでも目が届く所においておきたかったんだけど、
父も母も兄も、誰から聞いたのか
ずっと家に置いていくのはよくない、って言われて(宗教がらみ?言い伝え?)
シブシブ埋める事に。
今住んでいる家も借家なので、次の家を買う時に連れて行けるように、
骨壺のまま、今の庭に埋めてます。
ナスキーくんが庭で一番好きだった灯籠のすぐ横に。
庭なら、いつでも会えるからね。


こんな感じで、ナスキーくんを見送ったとです。

ナスキーくんの姿はなくとも、思い出はいっぱい。
夢にもたまに出て来てくれるんだよ。

一番最近に見たのは
泥だらけになったナスキーくんが洗われて、
ぎゃぁぁー、また泥の中でゴロンゴロンしてぇぇーー!
シャンプーしなきゃーーー!って、お風呂に扉あけたら目が覚めた夢だったなぁ。


ナスキーくんの写真も動画も曲もあるから、
動画つくろうかなと思ってマス。