ABRの結果

「音は全く聞こえてない

これから先も聞こえる事はない」

と耳鼻科医師に言われ

一枚のパンフレットをもらいました


市内の聾学校の幼児相談の案内で

「ここで相談してみて」

340代の細身で眼鏡をかけた

冷たい感じの先生で

今後は別に耳鼻科では

何もする事はないですから

と言う感じで終了ちょっと不満


知的障害のある子にこれから先

言葉を使わずに何をどうやって

教えたら良いのか


耳が聞こえないと言う事は

手話で会話するの?

でも手話を覚えられるのかなぁ?


何より音のない世界が

どんなものか分からないのが

とても怖かったし

リョウはこの先音楽を楽しんだり

鳥や犬の鳴き声を聞いたり

私たちの声を聞く事も 

できないんだ・・


一緒にいた母も

かなりショックだったようで

リョウを抱いたまま無言でした


「あのベートーベンも

耳が聞こえなくなっても

ピアノに耳を当てながら

作曲したりできてたし。

検査技師さんが言ってたように

もう少し大きくならないと 

分からないかもしれないから」

と母をこれ以上悲しませたくは

ないのと

私自身にも言い聞かせるように

言ったのを覚えています悲しい


「検査結果はすぐに知らせて」 

と言われてたので夫の会社にも

電話をして伝えていました


夕方帰って来た夫は

涙目でリョウを抱きしめ

私はまた

「ベートーベンだって・・」

と言いながら

2人で泣きました


ダウン症だと言われて

この2ヶ月間で気持ちも持ち直し

何とか頑張っていこうと

思っていたのに

また深い谷底に突き落とされた気分


神さまはなんで次々と

この子にこんな試練を

与えるんだろう

なんて意地悪なんだろう


でも泣いてばかりはいられず

翌日聾学校の相談室に電話をし

次の日に行く事にしましたニコニコ



🏫2007年に

盲学校、聾学校、養護学校は

全て「特別支援学校」に

統一されましたが

29年前はまだ障害の種別で

学校名も違っていました。

​いつもお読み下さり

​ありがとうございます目がハート


天使の梯子✨